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ニュースリリース

北方圏農学科 岡田 慶一助教の共同研究の成果が「Science」に掲載されました。

2022年10月4日

教育・学術

 北方圏農学科 岡田 慶一助教の共同研究「シロアリの温度感受性は全球的な木材腐朽速度に影響する」が​​学術雑誌「Science」に掲載されました。

 岡田助教は、東京大学の森 章教授、同志社大学の長谷川 元洋教授とともに、フロリダ大学のAmy Zanne教授が率いる国際研究プロジェクトに参画しました。東アジアの代表調査地として、日本国内の亜熱帯から冷温帯にかけての4地点で木材腐朽実験を行い、データ統合・解析に実働的に携わりました。

詳細情報

Termite sensitivity to temperature affects global wood decay rates.
シロアリの温度感受性は全球的な木材腐朽速度に影響する

概要

  • シロアリによる木材腐朽の気候に対する応答を調べるため、世界133地点、4大陸での共通実験を行いました。
  • シロアリによる木材の発見確率および分解速度は温度感受性が高く、特に乾燥地でその傾向が強いことを明らかにしました。
  • シロアリによる木材腐朽の温度感受性の高さは、将来の気候変動下で木材分解や炭素循環に重大な影響を及ぼすことを示しました。

同論文は掲載号の表紙に選ばれました。

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