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ニュースリリース

江口 文陽 学長が東京農業大学を代表して「カンボジア王国友好勲章(Royal Order of Sahametrei)」を受章

2026年4月3日

お知らせ

江口 文陽 学長が3月27日(金)、カンボジア王立農業大学の大講堂で開催された交流20周年記念式典において、東京農業大学を代表して「カンボジア王国友好勲章(Royal Order of Sahametrei)」を受章しました。

「カンボジア王国友好勲章」は過去にカンボジア王国政府および農林水産省と協力してカンボジアの農業分野や関連する分野の発展に著しい功績をあげたカンボジア国外の専門家に贈られるものです。

交流20周年記念式典

三原 真智人 副学長が出席

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カンボジア王国友好勲章(Royal Order of Sahametrei)

カンボジア王国友好勲章(Royal Order of Sahametrei)の受章に際して

東京農業大学 学長
江口 文陽

 東京農業大学によるカンボジアでの活動は、単なる技術移転に留まらず農学、環境科学、教育学、経済学が交差する学際的な国際協力のモデルケースとなっています。その中心的な役割を担ってきたのが、地域環境科学部の三原 真智人 教授(現 副学長)です。

 本学は、連携締結校であるカンボジア王立農業大学(RUA)、国際NGOや現地の行政機関と密接に連携し、長年にわたり農村開発を支援してきました。2000年代以降、カンボジアの農村では化学肥料や農薬に依存した商業的栽培が普及し、土壌や水環境の劣化とともに資材高騰による農家の貧困化が課題となっていました。この状況を踏まえて、東京農業大学では2006年度から文部科学省の国際教育協力事業などを通じ、小学校での「食農環境教育支援システム」の構築に当たりました。クメール語を含む多言語教材を出版し、次世代を担う子供たちに堆肥作りや環境保全の重要性を説きました。さらに東京農業大学では三原教授らが中心となり、JICA草の根技術協力事業などを通じ、コンポンチャム州などで「持続可能な農業生産環境の構築」の推進にも取り組みました。

 三原教授の最大の功績は、専門である「土壌・水環境の修復保全」の知見を現地の社会・経済状況に適合させ、単に先進国の技術を導入するのではなく、現地住民の収入向上とコミュニティ開発を一体化させた「住民参加型」の持続可能な開発を実践している点にあるといえます。これら一連の国際協力事業により、カンボジアの農業・農村の持続的発展に大きく貢献したことが認められ、2012年には三原教授らに対しカンボジア王国政府から政府褒章(Medal Sahak Metrey)が授与されています。

 これらの取り組みは、科学的知見を現場の教育や経済活動に還元する「実学主義」の精神を国際社会で具現化したものと言えます。

 またその後も、本学から19名の学生が短期・長期の留学先としてRUAを受け入れ先としてカンボジアで経験を積むとともに、RUAからも本学の奨学金で15の学生が学士、修士、博士課程を卒業・修了しています。

 なお、本学がRUAの協力を得て実施した文部科学省の国際教育協力事業から2026年で20年目を迎えることとなります。この節目に際し、2026年3月27日にカンボジア王立農業大学の大講堂で交流20周年記念式典が開催されました。この式典において、カンボジア王国政府より本学学長江口文陽に対して、20年にわたる東京農業大学の教育・研究・開発協力等の実績を高く評価して、「カンボジア王国友好勲章(Royal Order of Sahametrei)」が授与されました。

 この勲章は,カンボジアの国王と国民のために、対外関係や外交的任務の分野で傑出した貢献を果たした外国人に友情の印として与えられるもので、東京農業大学が20年間にわたりカンボジアとの交流関係を深めてきたことを評価したものです。

 カンボジア王国において東京農業大学が取り組んできた教育・研究・開発協力等の功績に対して、東京農業大学学長の江口文陽が代表して授与されたものであり、東京農業大学の実学主義による成果として学長として関係各位の労に感謝するとともに更なる両国間での連携強化を祈念しご挨拶申し上げます。

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