東京農業大学と前田道路株式会社が共同開発した「MDグリーンインフラ工法」、日経BP 総合研究所「新・公民連携最前線」コラムで注目の新技術として紹介
2024年5月6日
メディア 教育・学術
東京農業大学と前田道路株式会社が共同開発した「MDグリーンインフラ工法」について、日経BP 総合研究所が運営するウェブサイト「新・公民連携最前線」コラムで注目の新技術の一つとして紹介されています。
本記事では2月20~22日、東京ビッグサイトで開催された日刊工業新聞社主催の「グリーンインフラ産業展」にて展示された数々の研究成果や事例の中から注目の新技術として特集されています。
「MDグリーンインフラ工法」は、樹木にとって良好な植栽基盤を形成し、街路樹による「根上がり」や「倒木」を抑制し、安全で快適な都市環境をつくるグリーンインフラ工法です。
グリーンインフラとしての街路樹の多機能性についての調査研究
地域創成科学科の入江 彰昭 教授、竹内 康 教授は前田道路株式会社と共に「グリーンインフラとしての街路樹の多機能性についての調査研究」に取り組んでいます。
3月11~12日には世田谷キャンパス内にある広葉樹を対象に樹木の緑陰効果・雨水貯留機能を明らかにする調査が行われました。
この調査では予め樹木の隣に埋められていた樹脂製貯留構造体アクアプラ®︎を掘り出し、根の伸長と発根を確認しました。現在、根の伸長状況をデータ分析中です。
樹脂製貯留構造体アクアプラ®︎
【土は入れず、樹脂製貯留構造体アクアプラ®︎のみ埋めていた根の状況】
→根の伸長は見られない
【樹脂製貯留構造体アクアプラ®︎に、土を5割入れていた根の状況】
→根の伸長がみられた
【樹脂製貯留構造体アクアプラ®︎に、土を10割入れていた根の状況】
→根の伸長がみられた