東京農業大学「産官学・地域連携HUB構想」シンポジウムが12月16日に開催されました。
2020年12月25日
お知らせ
東京農業大学はこれまでも産官学・地域連携を推進してきましたが、更なる進化を目指して新たな仕組みの次のステージとして、東京農業大学と連携先組織(自治体・企業・団体など)との1対1の連携から、東京農業大学がハブとなって連携先組織をつなぎ、イノベーションを創出していく「産官学・地域連携HUB構想」の実現を目指します。
この構想のキックオフとして12月16日に「『食・農・環境』の未来を産官学・地域連携ネットワークで共創する」というテーマのもと、オンラインにてシンポジウムを開催しました。
↓当日の様子は、こちらから視聴出来ます。↓
第1部
オープニングセッション
1. 挨拶:
東京農業大学 学長 髙野 克己
農生命科学研究所 所長 山本 祐司
2. 講演:「農業DX~デジタルの力で産学官と地域をつなぐ~」
農林水産省 大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官/
大臣官房審議官(デジタル政策担当) 信夫 隆生氏
報告セッション①:産官学・地域連携に関する事例発表
「大学のある街における大学の役割〜未来を考える戦略センターの設立〜」
生物産業学部 北方圏農学科 吉田 穂積
「SDGsと地域創成の時代 デザイン思考の地域づくり」
地域環境科学部 地域創成科学科 入江 彰昭
報告セッション②:研究と社会実装に関する発表
「昆虫(カイコガ)の超高感度性フェロモンを利用した匂いセンサの開発」
農学部 デザイン農学科 櫻井 健志
「カンボジア王国における加工食品開発・農村開発に関する取り組み」
地域環境科学部 生産環境工学科 村松 良樹
「農大和牛にいたるまで」
農学部 動物科学科 岩田 尚孝
第2部
東京農業大学の連携先組織を中心に招待制(Zoomブレイクアウトルームにて実施)
分科会:シーズ×ニーズによる連携テーマ創出
分科会1のテーマ:食の新価値創造
分科会2のテーマ:農業・畜産業・林業を取り巻く現状課題の解決
分科会3のテーマ:食・農・バイオを通じた社会課題解決
交流会:地域応援産品を楽しみながらの交流
第2部の分科会では、ご参加いただいた本学の連携先組織の皆様と本学教職員との間で、各テーマに沿った活発な意見交換が繰り広げられました。
今回のシンポジウムで生まれた繋がりや連携テーマをきっかけとして、今後も産官学・地域連携の活性化に向けた取り組みを進めていきます。
東京農業大学農生命科学研究所 産学・地域連携センター
https://www.nodai.ac.jp/nri/facility/cooperation/
東京農業大学は、建学の精神「人物を畑に還す」、教育研究の理念「実学主義」が目指す、未来の地球、人類社会づくりに貢献する「農の心」を持つ人材を育成するとともに、教育研究を通じ、生涯教育、産業・文化、人類社会の安定と発展に貢献する方針を定め、産官学連携及び地域連携の推進により,社会に対し多様な機会を提供し,豊かで充実した生活の創造に資することを目的とする。包括連携協定締結数132(令和2年12月末現在)