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ニュースリリース

「一般社団法人日本食品保蔵科学会第72回(熊本)大会」にて、卵アレルゲン「オボムコイド」を含まない鶏卵についての研究を発表 ~熱や消化酵素に強いアレルゲンであるオボムコイドを含まない「アレルギー低減卵」の加工特性評価~

2023年7月4日

教育・学術

東京農業大学のキユーピー「エッグイノベーション」寄付研究部門より、アレルゲンのひとつであるである「オボムコイド」を含まないアレルギー低減卵の加工特性についての研究成果を、「一般社団法人日本食品保蔵科学会第72回(熊本)大会」にて発表しました。

鶏卵は栄養および加工特性に非常に優れた食品です。しかし、卵白アレルゲンのひとつであるオボムコイドは熱安定性が非常に高く、加熱等の処理を経てもその活性が維持されます。したがって、食物アレルギーの症状を持つ人の卵利用は長年制限されてきました。

そこで近年、ゲノム編集技術を利用して、オボムコイド を全く含まない「アレルギー低減卵」を産卵するニワトリが作出されました。今回の食品保蔵科学会においては、アレルギー低減卵と通常卵のタンパク質および加工特性を評価し、低減卵は通常卵と同程度の加工特性を有することを報告しました。

本研究は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)による産学連携プログラム「共創の場形成支援プログラム」において広島から世界最先端のバイオエコノミー社会を実現する「Bio×Digital Transformation(バイオDX)」産学共創拠点の支援を受けています。

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