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ニュースリリース

食香粧化学科 宮下 慎一郎助教が第67回トキシンシンポジウムで奨励賞を受賞しました。

2021年9月29日

教育・学術

 令和3年9月9日から10日にオンライン開催された第67回トキシンシンポジウムにおいて、食香粧化学科 宮下慎一郎助教が「キメラボツリヌス神経毒素を利用した薬物送達システムの開発」に関する発表により、若手奨励賞を受賞しました。 

 ボツリヌス中毒は筋肉の麻痺が1ヶ月から1年と長期に渡るため、治療に時間がかかります。本研究では、毒性のない“細菌毒素”に抗体を結合させ、抗体をダイレクトに神経細胞内に送達できるシステムを開発しました。この手法で、マウスのボツリヌス中毒を短時間で抑えることに成功しました。 

 本研究は、宮下助教が前任地であるボストン小児病院とハーバード大学医学大学院で行なった研究ですが、現在の所属である、食香粧化学科 生物資源化学研究室では、この成果を活かして、神経疾患に関与するタンパク質の細胞内送達を実現する研究を進めています。

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