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ニュースリリース

復興への一歩を着実に、福島県双葉町と包括連携協定を締結

2025年3月3日

お知らせ

東京農業大学と福島県双葉町(伊澤史朗 町長)は、2月27日(木)に包括連携協定を締結しました。

双葉町役場で行われた協定締結式には、江口 文陽 学長、平山 博樹 産学官・地域連携センター長(北方圏農学科)、髙畑 健 同副センター長(農学科)、野口 敬夫 同副センター長(食料環境経済学科)、菅原 優 教授(自然資源経営学科)が出席し、江口学長が調印を行いました。また調印後には、江口学長と伊澤町長との対談会を、ファシリテーターの菅原教授とともに「東日本大震災・原発事故を乗り越え、新たな地域コミュニティづくりへ」のテーマのもと行いました。

本学では、福島県において東日本大震災以降に、相馬市と浪江町に続き3自治体目の連携となり、地域に根差した復興支援をこれからも継続、推進していきます。

■江口 文陽 学長コメント

冒頭に東日本大震災及び原子力災害による甚大な被害にお見舞い申し上げる。震災後に、全町避難指示を受けた方と話す機会があり、当事者としての複雑な心境や状況も目の当たりにして心を痛めた。現地視察も大変有意義で、必ず大学に持ち帰って連携の根を深めていきたい。双葉町の復興において、東京農大らしさを発揮できるよう、実学主義のもとで、双葉町に足しげく通い、そして心優しく諦めない気概を持つ東京農大生たちの行動に期待したい。地域伝統の継承にも大きな問題を抱えるが、この地が再生し成長するため、日本全国に広がる東京農大でのフィールドでの知見を活かし、新しい視点や切り口のもと“総合農学”の使命を果たしていく。

■双葉町 伊澤 史朗 町長コメント

現在の町民数は震災前の約2%のみにとどまっている。住民の帰還を促進する一方で移住者を募り、商業施設など生活環境の整備にも取り組みながら、復興の歩みを着実に進めている。農業については、長きに渡る全町避難指示により、農地をどう再生していくか、持続的な農業につながるのかが課題。東京農大生の若い活力と豊かな発想で、新たなコミュニティ形成に貢献してもらいたい。また、収益の上がる産物の生産を目指しつつ、第一次産業以外の分野でも東京農大との連携によるイノベーションに期待したい。

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↑包括連携協定締結の様子

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↑町内視察の様子

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↑対談会の様子

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