「食と農の次世代グローバルリーダー人材育成成果報告記念式典」を開催
2025年1月15日
教育・学術 国際交流・留学
グローバル連携センターは1月8日(水)、世田谷キャンパスで「食と農の次世代グローバルリーダー人材育成成果報告記念式典」を開催しました。
東京農業大学では、文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」による支援をうけ、「アフリカの栄養改善活動をフィールドとする協働実践型教育プログラム」を2020年度から2024年度まで実施しています。アフリカにおいて取り組む栄養改善の研究プロジェクトを基盤とし、アフリカの農学系大学との連携を強化し、アフリカの食と栄養改善に貢献する次世代リーダーの育成を目指し、さまざまな取組を行ってきました。
実施期間中、東京農業大学の57名の学生がアフリカ協定校に留学し、38名のアフリカ協定校の学生を東京農業大学に受け入れました。事業実施前の同期間と比べて、タンザニアとケニアへの派遣数が2倍、受入数が3.6倍に増加しました。
【主な実績】
・African Café 東京農業大学の学生のアフリカに対する興味・理解を促す導入プログラム
20回開催 累計参加者 618名
・Online Exchange 協定校学生と東京農業大学の学生のオンライン交流
9回開催 累計参加者483名
・インターナショナル・スタディーズ(1) 学部共通 世界の諸問題について理解を深めることを目的とした導入的科目。2023年度からよりアフリカにフォーカス
2024年度の受講生447名
・課題解決力醸成ワークショップ アフリカの諸課題の理解を深め、その解決策を導き出すためのビジネスフレームワークを用いた考え方や手法を学ぶ
5回実施 92名修了
・Online Course 協定校学生を対象とした本学教員によるオンライン講義
4回実施 161名修了見込(2024年度コースが実施中)
・短期派遣 ケニア実学研修:アフリカの食・農・環境・栄養を現場で学ぶ(17日間)
3回実施 累計派遣数48名
・長期派遣 協定校で各学生の関心領域に合った正規授業を履修、現地日系企業や行政機関などでインターンシップを実施
累計派遣数 SUA 2名、JKUAT 7名
・短期受入 アフリカの協定校学生向けの特別プログラムと国際教育プログラム(CIEP)、学生サミットに参加
累計受入数 SUA 11名、 JKUAT 11名
・長期受入 英語による専門教育プログラムの履修や研究室での実践的な学ぶ
累計受入数 SUA 7名、 JKUAT 9名
・国際教育プログラムComprehensive International Education program(CIEP)
東京農業大学と協定校の学生が、共に日本・アジアの食・農・環境について講義及びフィールドワークにより学ぶプログラム(英語、10日間)
3回実施 累計参加者数 SUA 6名、JKUAT 14名
・世界学生サミット International Students Summit(ISS)
東京農業大学と協定校の代表学生が、食・農・環境の諸課題について議論を交わす国際会議(英語、3日間)
3回実施 累計参加者数 SUA 19名、JKUAT 20名
式典では、最初に江口 文陽 学長から挨拶がありました。
その後、来賓祝辞とグローバル連携センターによる成果報告、参画大学挨拶、基調講演、そして参加学生からの発表が行われ、参加者とともに、これまでの成果を分かち合いました。
H. E. Baraka H. Luvanda 特命全権大使(タンザニア連合共和国大使館)
Ambassador (Pst.) Arthur Andambi 次席(ケニア共和国大使館)
参画大学:ソコイネ農業大学(Zoom参加)
参画大学:ジョモケニヤッタ農工大学(Zoom参加)
基調講演で登壇した国際農業開発学科の入江 憲治 教授
東京農業大学 国際農業開発学科 3年 宮城 英明さん
ジョモケニヤッタ農工大学 修士2年 Abiya Andrew Agreyさん
東京農業大学は、今後も質保証を伴った国際的な学生交流を推進していきます。