第14回世界学生サミットがタイ国カセサート大学において開催されました
2014年9月25日
教育・学術
2014年9月19日から20日の2日間にわたって、第14回世界学生サミット(ISS)がタイ国カセサート大学カンペンセンキャンパスで開催されました。
世界学生サミットは、東京農業大学が中心となり、海外協定校をはじめとして各国から学生、教員が集まり、食料、農業および環境問題を議論し、日頃の学習成果を発表する場です。
この学生サミットは、学生自らがテーマを決めて企画し、運営、実行するという特徴があります。本年は、開催地がタイ国カセサート大学(KU)カンペンセンキャンパスであることもあって、KU側の会場設営と東京農業大学の協力によって運営されました。本学からは世界学生フォーラムメンバー(ISF)を含む15名が1週間前から現地に入り、早朝から夜遅くまでKUの運営スタッフと議論を重ね、準備しました。
本年のテーマは、「食料、農業、環境分野における、発展と地域の伝統を守るための学生の活動」です。インドネシア、タンザニア、マレーシア、中国、韓国、カナダ、フィリピン、ベトナム、アメリカ、モンゴル、カンボジア、ウクライナ、ドイツ、フランス、台湾、イギリス、タイ、ペルー、ブラジル、オランダ、そして日本から多数の参加がありました。
開催当日は、チナウォンKU副学長、高野克己学長の挨拶に始まり、アタモンクーンKU農学部長の基調講演に続き、21カ国の発表と討論が展開されました。本学からは、地域環境科学部造園科学科4年生 小出ひかりさんが、「福島県石川町における東日本大震災後の地域振興」について発表しました。
来年度は、東京農業大学において開催予定であり、テーマは「グローバル化における地域創成のための学生の活動」です。
なお本年は、カセサート大学と本学との学術交流協定を締結し、学生交流実施25周年目をむかえ、式典が執り行われました。

第14回世界学生サミット開催記念写真
【過去の世界学生サミットについて】以下のURLを参照ください
http://www.nodai.ac.jp/cip/iss/index.html

カセサート大学チナウォンKU副学長に交流25周年記念楯を授与する高野学長
【本学とカセサート大学との学生交流について】
カセサート大学と東京農大は1988年に学術協定書を締結し、教育研究交流を活発に行っています。実質的な学生交流は、1989年から短期交換プログラムを実施しました。過去25年間でカセサート大学からの短期留学生数371名・長期留学生数32名(うち1名visiting student)、農大からの短期派遣数336名・長期派遣数15名です。