学長メッセージ?東日本大震災からの『真』の復興へ向けて?
2014年3月11日
お知らせ
■東日本大震災から3年目を迎えて
2011年3月11日の東日本大震災発生から3年目を迎えました。被災された多くの方に、改めて心よりお見舞い申し上げます。
被災地域の皆さまにおかれましては、未だ心身ともに辛く厳しい状況にあろうかと思いますが、復興の槌音が次第に大きくなり、復旧への灯火もその明るさを増しています。
東京農業大学は、本学と福島県相馬市を中心に取り組んで参りました「東日本支援プロジェクト」の3年間の活動を「東日本大震災からの『真』の農業復興への挑戦」として一冊の本に取りまとめました。この活動で、津波・放射能汚染被害を受けた地域の農林業の復旧・復興に取り組み、「相馬モデル(東京農大方式)」として確立することが出来ました。被災地域に密着・寄り添った真の農林業の復旧・復興のモデルを公開し、迅速な復旧・復興のため必要となる農業技術政策、農業経営・農村政策の在り方を提示しています。
この「相馬モデル(東京農大方式)」が広く浸透し、今後の農林業の『真』の復興の一助となることを願っています。
この成果は、本学の教育研究の理念「実学主義」を具現化し、地域の皆さま方と共に作り上げてきたものです。
これからも東京農業大学は、被災地域の『真』の復興へ挑戦して参ります。
東京農業大学長 高野 克己
2014年3月11日

書籍:「東日本大震災からの『真』の農業復興への挑戦」⇒詳細