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農業工学の伝統と,AI×Tech×SDGs×DXで切り拓く未来農業

土水基盤を守る伝統の農業工学

AI×Tech×SDGs×DXで切り拓くスマート農業とフード&アグリテック

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土水基盤を守る伝統の農業工学

令和4年度以降の入学者

(1)コース概要

 本学科では、教育改善の一環として2003年に生産基盤コース(現 技術者養成コース)を開設した。このコースは、2004年5月に、農業土木プログラムとして日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education)より認定された教育プログラムであり、2008年、2014年および2021年の継続審査を経て2026年度までの継続認定を受けている。なお、2014年の継続審査においては、農業土木ではなく農業機械も含めた幅広い農業工学関連技術者の育成を目標とし、プログラム名称を「農業土木プログラム」から「農業工学プログラム」に変更して、その枠組を拡大している。これにより本学科技術者養成コースの修了者は、国際的に通用する技術者教育を受けたものとして評価され、技術士試験の第一次試験の免除資格が与えられるとともに、指定登録機関への登録を行うことで技術士補の資格を取得することが可能となった。

 JABEEは、技術系学協会と密接に連帯しながら技術者教育プログラムの審査・認証を行うため1999年11月に設立された非政府団体である。JABEEの目的は、統一的基準に基づいて理工農学系大学における技術者教育プログラムの認定を行い、技術者の標準的な基礎教育と位置付け、国際的に通用する技術者育成の基盤を担うことを通じて、わが国の技術者教育の国際的な同等性を確保し、その成果を社会と産業の発展に寄与することである。なお、JABEEによると、「技術者」とは「数理科学、自然科学および人工科学の知識を駆使し、社会や環境に対する影響を予見しながら資源と自然力を経済的に活用し、人類の利益と安全に貢献するハード・ソフトの人工物やシステムを研究・開発・製造・運用・維持する専門職業」と、非常に広い範囲に定義している。このような技術者を教育・育成するために、JABEEが認定する教育プログラムにおいては以下に示すような知識・能力を修得させることが要求されている。

(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
(b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
(c)数学および自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
(d)該当分野において必要とされる専門知識とそれらを応用する能力
(e)種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
(f)論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
(g)自主的、継続的に学習する能力
(h)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
(i)チームで仕事をするための能力

本コースのカリキュラムは、これらの知識・能力が十分修得できるように構成されている。

 JABEE認定を受けたコースの修了者は、世界に通じる技術者養成教育を受けたことが保障されている。日本をはじめ各国では、独自の技術者資格制度を有しており、これらの技術者資格を習得するには試験を受けなければならない。しかし、受験に際しては一定の資格が要求されており、これを満足しなければならない。本コースの修了者は、これらの受験資格を得ることが国際的に保障されている。つまり、本コース修了者は日本に加えて、アメリカ、イギリス、ドイツなどの技術者資格試験を受験することが可能になる。

 日本の技術者資格の最高峰は技術士である。この資格を有する者は高度な技術を有していると認められ、その技術によって設計や施工、管理の責任者となることができる。技術士とは、技術士法に基づく国家試験に合格したものに与えられる技術者にとって権威のある国家資格で、資格取得には、通常、一次試験に合格した後、技術士補となり、4年間の実務経験を積んだ後、二次試験に合格する必要がある。技術士として登録されると、科学技術に関する高度な応用能力を有する技術者として、社会での活躍が保証される。本コース修了者は一次試験が免除されることになり、就職に際しては有利な資格となり得る。本コースは任意選択制であるが、国内ばかりでなく海外でも通用する技術者を目指して本コースを履修することを勧める。

(2)教育理念

 技術者養成コースにおける教育理念は、地域環境ならびに農村計画、農村環境整備に関する計画レベルでの農業工学関連技術に加えて、土木材料、設計施工法、水利施設や灌漑排水事業、農業生産システムに関する必要な素養や技術の習得によって、卒業時には自らが学習し自己の能力と資質を開発することができる者として高い評価が得られるような人材を育成することにある。

(3)JABEEコース・アドミッションポリシー

 技術者養成コース(JABEEコース)では、生産環境工学科のアドミッションポリシー①から⑤に挙げた素養を身につけている者の中でも、特に農業生産及びその環境保全に関心があり、国内だけではなく海外でも通用する技術者を目指す者で、農業工学関連の公務員(国家、地方)および独立行政法人、土木・建設関連企業(コンサルタント含む)、機械関連企業、環境関連企業などでの活躍を志す者を求める。また、1、2年次の配当科目も含め十分な履修計画がたてられており、入学時より自己研鑽を怠らずポートフォリオを作成していることが求められる。

(4)学習・教育到達目標

 技術者養成コースでは、農業生産性の向上のみではなく、地域の環境・資源、生態系およびエネルギーに配慮した計画・設計・施工・運営管理を行える技術者を育成すべく、コース履修者に対して次に示す(A)~(E)の学習・教育到達目標を定めている。
 すなわち、本コースでは、農業工学関連技術の社会的位置付けや技術者として必要な倫理を理解した上で農業工学関連技術の基礎知識を学習し、これをもとに専門知識を習得し、さらに深い専門知識を習得した上で、実証的研究をとおして実践能力とコミュニケーション能力を習得するという、一連の学習・教育到達目標を設定している。ここで履修学生は、これらの指定された目標について学習し、それぞれに設定された必要な学習水準をすべて達成することが求められる。同時に教員は、履修者がこれらの目標水準を達成するために必要な教育を行うとともに、社会や学生の要求を配慮した継続的な教育改善を行うことを目指している。なお、これらの学習・教育到達目標はJABEEが要求する(a)~(i)の基準を考慮しながら、本コースの修了者の持つべき能力として設定したものである。以下に技術者養成コースにおける学習・教育到達目標について説明する。

(A)人類社会における技術の位置付けと技術者としての社会的責務および倫理観を習得する
「食料」、「環境」、「資源」、「エネルギー」などの地球的規模の諸問題を解決するために必要とされる農業工学関連技術の人類社会での位置付けを認識し、農業工学関連技術が人類社会および地球環境に及ぼす効果や影響について多面的に考える能力を習得するとともに、技術者としての社会的責務と倫理観を習得する。

(B)農業工学関連技術の基礎知識を習得する
 農業工学系技術者は、数学、情報技術、自然科学等に関する十分な知識を有し、これらを人類の幸福のために活用することが求められる。ここでは、そのための基礎知識として、数学、生物、化学、情報ならびに農業工学関連技術の基礎知識としての力学系科目などを習得する。

(C)農業工学関連技術の専門知識を習得する
 農業は土と水に大きく依存しており、食料生産の安定と安全・安心、人類の生存環境創造と維持のために「土」と「水」に関する十分な知識と理解が必要である。また、食料生産と人類の生存環境を取り扱う農業工学系技術者には、農地や水利にかかわる現場での計測技術、地域資源の有効利用と環境に配慮した整備計画、持続可能な生産基盤整備、自然環境に配慮した施設整備に関する知識が必要である。ここではこれらに関する専門知識を習得する。

(D)主要な専門知識を習得する
 農地・農村の計画・評価に関する主要専門知識の習得のためのサブコース(D1)と農村・都市部における設計施工に関する主要専門知識の習得のためのサブコース(D2)、環境保全や人間活動に配慮した農業生産システムに関する主要専門知識の習得のためのサブコース(D3)を配置し、技術者養成コース履修者はいずれかのサブコースを選択してより深い主要な専門知識を習得する。

(E)総合的デザイン能力を習得する
 技術に対する社会的要求は現場にあることから、現場での技術的諸問題点を明確化しその解決方法を確立するために科学を素養とした分析能力と論理的思考に基づくコミュニケーション能力の習得が要求される。そして、現場での問題点を解決するためには、習得した基礎知識と専門知識を現場にて実践する能力およびチームで仕事をする能力が必要となる。ここでは、現場での問題把握から解決に至るまでの実践的手法を自主的・継続的に学習することを通じて総合的デザイン能力を習得する。

 以上の学習・教育到達目標に関連する科目は生産環境工学科ガイドの表Ⅱ− 5 に示すとおりであり、関連科目群の達成度により各学習・教育到達目標の達成度を評価する。具体的には各科目の成績を「秀」4点、「優」3点、「良」2点、「可」1点とし、科目群ごとの平均値を総合評価値とする。各学習・教育到達目標の達成は、この総合評価値とそれぞれの目標ごとに設定された条件により評価される。なお、技術者養成コースの履修学生は、選択したコースに関して表Ⅱ -5 に掲げる全ての単位を取得しなければならない。各学習・教育到達目標を達成するために必要な授業科目と、技術者養成コースで定める他の科目との関係を生産環境工学科ガイドの図Ⅱ -5 ~図Ⅱ -9 に示すとおりである。履修計画を立てる際には、これらの科目間の関連性をよく把握して、効果的かつ計画的な学問の習得に配慮することが望まれる。各学習・教育到達目標の内容とJABEE 基準との関連、またそれぞれの達成度評価基準の細部について次に説明する。

(5)学習・教育到達目標ごとの科目群とJABEE 基準および達成度評価

(A) 人類社会における技術の位置付けと技術者としての社会的責務および倫理観を習得する。

(A1)大学・学部および学科の理念を通して人類が直面する諸問題を学び、「農」の立場から多面的に物事を考える能力を習得する

評価対象科目 フレッシュマンセミナー、地域環境科学概論、 生産環境工学概論、共通演習
JABEE基準との関連 (a)、(b)、(i)

(A2)「食料」、「環境」、「資源」、「エネルギー」などの地球的規模の諸問題を理解するために、人類社会の基礎知識を習得する

評価対象科目 現代社会と経済
JABEE基準との関連 (a)、(b)、(e)

(A3)農業工学の立場から環境問題を学び、知識を習得する

評価対象科目 土と水の環境、環境土木学
JABEE基準との関連 (a)、(b)、(d)

( A4)技術者の社会的責務を理解し、技術者として持つべき倫理観を習得する

評価対象科目 技術者倫理
JABEE基準との関連 (b)、(e)、(g)

◎学習・教育到達目標(A)の達成度評価
この学習・教育到達目標は、上記評価対象科目の総合評価値が1.0以上であることで達成される。

(B) 農業工学関連技術の基礎知識を習得する

(B1)農業工学技術の基礎となる数学に関する知識を学び、これを技術へ応用できる能力を習得する

評価対象科目 数学、数学演習、応用数学、応用数学演習、統計学
JABEE基準との関連 (c)、(d)、(g)

(B2)農業工学に関する技術的問題の解決に必要な情報処理技術を学び、実験データの解析や直面する問題の分析を行える能力を習得する

評価対象科目 情報基礎(一)、情報基礎(二)、情報処理工学、広域環境情報学
JABEE基準との関連 (c)、(d)、(e)

(B3)力学、化学、生物学などの自然科学の基礎知識を学び、これを農業工学技術へ応用する能力を習得する

評価対象科目 化学、生物学、基礎力学、基礎力学演習、熱力学、材料力学
JABEE基準との関連 (c)、(d)、(g)

◎学習・教育到達目標(B)の達成度評価
この学習・教育到達目標は、上記評価対象科目の総合評価値が1.0以上であることで達成される。

(C) 農業工学関連技術の専門知識を習得する

(C1)測量に関する知識および測量手法を学び、計測手法およびデータ処理手法の基礎能力を習得する

評価対象科目 測量学、測量実習、応用測量学
JABEE基準との関連 (c)、(d)、(g)

(C2)農業工学技術に共通する専門知識として「土」と「水」に関する知識と理論を学び、実験を通して理論を応用する能力を習得する

評価対象科目 環境土壌物理学、土質力学、土質力学演習、水理学、水理学演習、流域水文学、生産環境工学基礎演習、基礎実験
JABEE基準との関連 (d)、(g)

(C3)農業工学技術者として取り扱う関連施設を学び、これらを計画・設計・施工するための基礎となる専門知識を習得する

評価対象科目 構造力学、構造力学演習、社会基盤工学、設計製図
JABEE基準との関連 (d)、(g)

(C4)農地と農村地域計画について学び、地域資源の有効利用と環境に配慮した整備計画を行うための専門知識を習得する

評価対象科目 農地環境工学、地域資源利用工学、地域環境保全学、農村計画学
JABEE基準との関連 (d)

◎学習・教育到達目標(C)の達成度評価
この学習・教育到達目標は、上記評価対象科目の総合評価値が1.0以上であることで達成される。

(D) 主要な専門知識を習得する

(D1) サブコースD1 に関する知識の習得
農地、農村のもつ多面的機能や環境保全のための技術とその評価、とくに農村地域における生活環境や環境汚染の実態解明と環境管理に関する知識を習得する。

(D1-1)農地・農村のもつ多面的機能に関する知識を理解し、環境保全のための技術とその評価手法に関する知識を習得する。

評価対象科目 土地改良学、環境リモートセンシング工学
JABEE基準との関連 (d)、(e)

 (D1-2)生活環境や環境汚染に関する知識を学び、汚染の実態解明と環境管理にこれらの知識を応用する能力を習得する

評価対象科目 農村環境工学、地水環境工学
JABEE基準との関連 (d)

◎学習・教育到達目標(D1)の達成度評価
この学習・教育到達目標は、上記評価対象科目の総合評価値が1.0以上であることで達成される。

( D2) サブコースD2 に関する知識の習得
農地・都市地域における生産環境の整備に際して、地域資源の活用、資源のリサイクル、環境に配慮した生産手段の整備および関連施設の設計や新資材の開発に関する知識を習得する。

(D2-1)生産基盤施設の整備に必要な知識を学び、施設の計画・立案を行う基礎的能力を習得する

評価対象科目 土木施工法、水利施設工学
JABEE基準との関連 (d)、(e)

(D2-2)生産基盤施設を設計・施工する上で必要な材料に関する基礎的知識を学び、地域資源の活用やリサイクルについて考究する能力を習得する

評価対象科目 土木材料学、鉄筋コンクリート工学
JABEE基準との関連 (d)

◎学習教育到達目標(D2)の達成度評価
この学習・教育到達目標は、上記評価対象科目の総合評価値が1.0以上であることで達成される。

(D3) サブコースD3 に関する知識の習得
農村・都市地域における、環境保全や人間活動に配慮した農業生産システムの技術開発、設計・評価に関する知識を習得する。

(D3-1) 農業生産システムに必要な知識を学び、その設計・評価など基礎的能力を習得する

評価対象科目 農業・建設機械学、食品工学
JABEE基準との関連 (d)、(e)

(D3-2) 農業生産システムを構築するうえで必要な基礎的知識を学び、システムの高度化や農産物の高品質化について考究する能力を習得する

評価対象科目 バイオロボティクス、農産加工流通工学
JABEE基準との関連 (d)

◎学習教育到達目標(D3)の達成度評価
この学習・教育到達目標は、上記評価対象科目の総合評価値が1.0以上であることで達成される。

(E) 総合的デザイン能力を習得する

(E1)習得した科学技術と農業工学に関する知識を応用し、これを実践する能力を習得する

評価対象科目 専攻実験、専攻演習(一)
JABEE基準との関連 (d)、(g)

(E2)技術的問題点の明確化と解決のために必要な日本語および外国語によるコミュニケーション手法を学び、理論的思考に基づいた説明能力を習得する

評価対象科目 英語(一)、TOEIC英語初級、中国語(一)、英語(二)、TOEIC 英語中級、中国語(二)、英語(三)、英語(四)、 科学英語
JABEE基準との関連 (e)、(f)、(h)

(E3)農業工学技術の理論と実際についての認識を深め、社会人として活躍するために必要なキャリアデザイン手法について習得するとともに、現場で実践力を習得する

評価対象科目 キャリアデザイン
JABEE基準との関連 (d)、(e)、(f)、(h)、(i)

(E4)新たな知識の習得を自主的・継続的に行い、獲得した知識を有効に応用して問題解決を行うための総合的設計能力を習得する

評価対象科目 専攻演習(二)、専攻演習(三)、卒業論文
JABEE基準との関連 (d)、(e)、(f)、(g)、(h)

(E5)他者と共同して課題解決を図ることができる能力を習得する

評価対象科目 生産環境工学特別演習
JABEE基準との関連 (f)、(g)、(i)

◎学習・教育到達目標(E)の達成度評価
この学習・教育到達目標は、上記評価対象科目の総合評価値が1.0 以上であること、かつ専攻実験、専攻演習(一)、生産環境工学特別演習、専攻演習(二)、専攻演習(三)および卒業論文の評価が「優」以上であることにより達成される。

(6) 履修方法

① 登録方法および登録時期

 本コースの履修を希望する者は、原則として、3年進級時に行なわれる登録説明会に出席し、登録上の注意点をよく読み、技術者養成コース登録書を提出してコース登録しなければならない。その際サブコースの選択も同時に行う。履修登録は学生の自由意志によ
るものであるが、本コースは資格を取得することのみを目的としているわけではなく、専門技術者を養成するためのコースであることをよく認識して登録していただきたい。

② 登録上の注意点

 本コースの構成科目は1年次、2年次にも配当されており、本コースを目指すものは1・2年次における履修科目の選択に当たっても留意しなければならない。さらに本コースの修了のためには、上記で説明したように各学習・教育到達目標ごとに設定された達成度を満足しなければならない。このためには各学習・教育到達目標に配当されている1・2年次科目において必要な成績を収めていなければならない。従って本コース登録時には本コース科目の成績をチェックし、学習・教育到達目標ごとに設定された達成度に至らないと判断された場合はコース選択を受け付けない。
 以上のように、本コースを履修するためには1・2年次における履修科目選択とその成績が重要であり、本コースの登録を希望するものは、入学時から十分な履修計画をたてる必要がある。

③ ポートフォリオの作成

 本コース履修者は、本コース構成科目において課されたレポート、小テスト答案、定期試験答案等を担当教員より返却を受けて、ポートフォリオとして作成しておかなければならない。ポートフォリオは、履修者の達成度自己評価の上で重要な資料となるので、履修者はポートフォリオを随時見直し、その後の学習に役立てることが求められる。履修者は必要に応じてポートフォリオの提出を求められ、本コース終了時には必ずポートフォリオを提出しなければならない。
 なお、答案等の返却に関して以下のルールを適用しているので、注意すること。

(1)学生への答案等の返却は、原則として当該科目の期末試験の成績質問日に行う。
(2)返却日に答案等を受け取らなかった学生については、次年度以降のその科目の開講学期における成績質問期間内での返却となる。
(3)上記返却期間以外での答案等の返却依頼には応じない。また、保存期間(3ヵ年)を過ぎた答案等は破棄するため、希望があっても返却できない場合がある。

④ 編入生の技術者養成コースへの登録基準

 本学科への編入生も技術者養成コースに登録可能である(一般の3年生と同じ方法で登録)。しかしその際には、既修得科目の中で本コース構成科目として認定できるかの判断が必要となり、学科内の技術者教育検討委員会で出身学校(大学、短大、専門学校など)の成績およびシラバス等を参考にし、認定科目の評価を決定する。決定に際して、本人への口頭試問や、出身学校への問い合わせを実施する場合がある。

⑤技術者養成コース・生産環境コース間の移籍について

 技術者養成コース履修者が生産環境コースに移籍を希望する場合、あるいは生産環境コース履修者が技術者養成コースへ移籍を希望する場合は、次に示すような条件を満たす時のみ移籍が認められる。

(1)技術者養成コースから生産環境コースへの移籍について
 以下のいずれかの条件に該当する者については、生産環境工学科技術者教育検討委員会および教育改善委員会での審査(以下、学科内審査)を経て承認が得られた場合、3年終了時に技術者養成コースから生産環境コースへの移籍が認められる。
 ①退学あるいは休学した者
 ②何らかの止むを得ない理由により研究室活動を続けられない者で、生産環境コースへの移籍を希望する者
 ③修学期間中における学習教育到達目標の達成が困難である者

(2)生産環境コースから技術者養成コースへの移籍について
 以下のいずれかの条件を満たす者については、学科内審査を経て承認が得られた場合3年次終了時に生産環境コースから技術者養成コースへの移籍が認められる。
 ①退学あるいは休学により技術者養成コースの登録資格を失い、復学後に技術者養成コースへの再登録を希望する者
 ②技術者養成コース登録者と同等以上の熱意を有するとともに所定の学習・教育到達目標を達成している者

(3)コース間の移籍申請期限
 コース間の移籍申請期限は3年次の年度の3月末日までとし、移籍を希望する学生は期限までに本学科の技術者教育検討委員会に移籍申請を行うこと。なお、移籍に関する学科内審査は、申請期限後に実施する。

令和4年度以前の入学者

 内容の詳細は生産環境工学ガイドにて確認できる

2018生産環境工学ガイド

2019生産環境工学ガイド

2020生産環境工学ガイド

2021生産環境工学ガイド

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