東京農業大学

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食を通じてより良い社会を実現する「食のディレクター」を育成

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活動団体

もぐもぐProject

プロジェクト名

「規格外作物を食卓に~グリーンレモンの万能タレ~」

学外協力者

矢郷農園

活動の動機、背景、目的

わが国では、食料自給率が極めて低水準で輸入に依存し食料の安定供給や食品の安全性などが問題視されている。また、国内では高齢化や地域農業の衰退が進み、担い手の確保や農家の所得向上などが課題としてあげられる。このように日本の食料・農業・農村には様々な問題があり、解決の軸は生産者と消費者の「キョリ」だと考えた。そこで我々が生産者と消費者の懸け橋となり、消費者に向けた情報発信や機会を提供していく事で日本の農業への関心や理解を深め、生産者を身近に感じてもらえるのではないかと考えたのが 「もぐもぐProject」立ち上げの動機である。

昨年度は千葉県の名産である落花生を、農薬や肥料を使用せず栽培する”自然栽培”で生産するあんばい農園、千葉市農政課の方々と共に、千葉県の名産品である落花生の魅力や自然栽培を実践するあんばい農園をより多くの消費者に知ってもらえるよう「落花生パスタソース」2種の開発・製造・販売を行なった。今年度は、国内流通のうち約9割を輸入に依存している国産レモンに着目し規格外となった作物を活用した万能タレの開発、販売を行っていきたい。本企画を通して、日常的に使うことができる商品を手に取ることで消費者に規格外農作物をより身近に感じてもらえると考えている。今年度の目標としては①規格外農作物使用の商品を手に取ってもらう、②国産農作物の消費、③商品を通して消費者と生産者の声を双方に届ける、この3つを目標とする。また、リンゴジュース・甘酒スムージーの商品開発に協力していただいた松村栄一農園さんや、さつまいもぷりんを共同開発した南大隅町、落花生ソースを開発したあんばい農園と今年度も引き続き連携し、商品のブラッシュアップ、販路拡大を行っていく。そこで、本プロジェクトを実施するには活動資金が必要になるため、この度、「学生×社会 共創プロジェクト(ブリッジ)」へ申請するに至った。

活動の具体的内容

今年度は、神奈川県小田原市にある矢郷農園と協力して国産レモンを使用した万能タレの開発を進める。具体的には、矢郷農園で栽培しているレモン(その他柑橘類も含む)市場向けに出荷できない規格外品を加工して、消費者が日常の食卓でドレッシングや肉・魚料理のソースなどに使用することのできるような商品とする。国産の流通量の少ないレモンの現状や生産者である矢郷農園の規格外農作物を無駄にしたくないといった思いなどを、SNSでの発信や実際の販売活動など多角的に取り組んでいく。企画進行時には実際の農作業に参加させてもらうなど生産者との交流の場も設けていきたいと考えている。

また昨年度以前に開発した既存商品のブラッシュアップ、リニューアルにも力を入れていきたい。具体的にはパッケージデザインの再編、商品内容量の再検討などを行い、より消費者が手に取ってもらいやすいようなものにしていきたい。昨年度の所属人数に加え新入生も入ってくることが考えられるため、活動規模や内容もより一層充実していけるよう努めていきたい。

もぐもぐProject(@mogumogu_pj)

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