食香粧化学科
オホーツクキャンパス
食品や化粧品は、私たちの生活を支え、豊かにしてくれる大切な存在。その多くは「生物資源」という共通の素材から作られています。この生物資源の特性や、人体への効果を探求し、その機能性を活用した製品を開発することで、私たちの生活を質の高い、充実したものへと進化させてゆくことが、東京農業大学 食香粧化学科の目標です。
キーワード:食品 化粧品 香料 フード コスメ アロマ フレーバー 生物資源
オンラインオープンキャンパス2020を再編集してお届けします
2020年7月25日26日に実施したオンラインオープンキャンパスの模様をご覧ください。
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学科リンク集

学科基本情報
生物資源の付加価値を高めるために
食香粧化学科は、日本で初めて、食品、香料そして化粧品の開発・加工を基礎から応用まで学ぶ学科として誕生しました。生物資源には、様々な機能性があり、これらを活かすことで、食品、香料、化粧品、トイレタリーなどの製品を産み出すことができます。ハーブや薬草などの生物資源を栽培・収穫するなどの体験実習、生物資源の機能性を解析するための実験、食品や香粧品を製造するための実習など、ここでしかできない体験を中心に食品、香料、化粧品に関する知識を学ぶことができます。
資源に恵まれたラボに身を置く
生物資源の宝庫である北海道オホーツクキャンパスにあることで、常に原料資源の本物に触れられる環境で学ぶことができます。原料特性や機能性、生化学的特性、品質管理のための微生物学など、化学物質の本質をとらえる知識を身につけるほか、食品や香粧品を作っている企業による講義や実習も豊富です。企業との共同研究なども多く、実践的な学びを体験できることも魅力のひとつです。
食香粧化学科紹介ビデオ
教員・研究室紹介
加工開発分野
機能解析分野
卒業生の声
PICK UP
2年次
必修
香料化学
香料の化学構造、生合成、香りの特徴を理解しながら、香料を多角的にとらえます。まず香料の歴史、香料と生物、香料の生化学などの基礎知識を得た後、香気物質の採取法、香りの成分分析、香料に関する法規制、アロマテラピーの歴史などについて毎回の講義で学んでいきます。そして授業の後半ではパフュームやアロマに用いられる代表的な香気物質について、その構造や特性を正しく理解します。
3年次
必修
香粧品製造学実習
3年次前期までに学んだ香粧品への基礎知識をベースに、シャンプー、ハンドクリーム、入浴剤などを開発する香粧品産業の基本的な製造技術と製品の評価法を習得します。とくに香粧品の製造段階で重要となる原料の可溶化、乳化および分散といった技術を応用した製造手順を学び、その評価を実際に体験します。そのうえで最終段階として工場における品質管理や法律についても学習します。
3年次
必修
食品製造学実習
食品の加工・製造に関する理論を実践的に体得するため、食品加工技術センターで農畜水産物を原料とし、ジャム、パン、麺、ソーセージ、バター、チーズ、アイスクリーム、乳酸飲料、水産練り製品およびレトルト食品などを製造します。品質・衛生管理に関する知識も、実技的に理解・習得します。さらに企業との連携を活かして地域の食品工場の見学も実施し、より実践的な知識を深めます。
卒業後の進路
大学院との連携
食香粧化学専攻 博士前期課程
食品香粧学専攻は、食品や香粧品の製造、品質管理について化学的視野から研究を行い、また食品、香粧品の機能について分子生物学や化学的手法を用いて研究する。これらを通して資源利用・製品開発から、保蔵、安全管理、機能解析まで、食生活と健康推進に関わる分野で活躍できる高度な研究能力を備えた人材の養成を目的とします。
生物産業学専攻 博士後期課程
生物産業学専攻は、博士後期課程として、前期課程に配された「北方圏農学専攻」「海洋水産学専攻」「食香粧化学専攻」「自然資源経営学専攻」の4専攻を統合した文理融合型の専門教育体系を敷いている。本専攻は、生態系の保全、農水産、加工開発、経営流通のいずれかの側面を深く掘り下げつつ、包括的な観点から生物産業の実践的な学術理論・技能を身に付けた指導的人材の養成を目的とする。