北方圏農学科
オホーツクキャンパス
北海道北東部、オホーツク地域は、日本屈指とも言える大規模な畑作や畜産が営まれています。また、世界自然遺産の知床をはじめとする豊かな自然環境に恵まれ、エゾシカやオオワシといった野生動物が数多く生息するなど、生物生産と環境に関するあらゆる研究のための資源がそろっています。
北方圏農学科紹介資料
出張講義のイントロダクションを視聴できます
北方圏農学科News
第72回日本生態学会大会ポスター賞!!!!
北方圏農学専攻 生態系保全学研究室に所属する大学院生(M1)の高橋穂乃花さんが、3月15~18日に行われた「第72回日本生態学会大会」にて、ポスター賞を受賞しました。倒木の上に次世代の樹木が更新する”倒木更新”について、倒木上を生き抜いて土壌に到達する過程を、共生相手である菌根菌の機能から明らかにしました。調査にあたっては、阿寒摩周国立公園内の針広混交林を管理する前田一歩園財団にご協力いただきました。
優秀賞(菌類・微生物分野)
【受賞者】高橋 穂乃花さん(北方圏農学専攻 生態系保全学研究室 M1)
【タイトル】倒木更新木の土壌定着に伴う菌根の細胞外酵素活性特性の変化
4年生の加藤君がヤンマー学生懸賞論文優秀賞を獲得!!
北方圏農学科 作物生産管理学研究室4年生の加藤健人君の論文「食と農の連結が農業にもたらす価値〜6次産業モデル「本気の小麦屋さん」の実践〜」が、ヤンマー学生懸賞論文において優秀賞に選ばれました。北農の学生が「食と農」のフロンティアを開拓します!!
北方圏YouTube開設!!
北方圏農学科の活動内容を気軽に体験できるYouTubeチャンネルができました!どんどん新しい動画をアップしていきますので、チャンネル登録よろしくお願いします。
教員が出張講義にうかがいます!
東京農大では、教員が高校にお邪魔して、大学の毎日、研究内容、大学生が受ける講義の一部などをわかりやすく伝える「出張講義」を受け付けています。無料で大学の雰囲気を体験してみませんか?
うえのリンクから出張講義のイントロダクションを試聴できます。是非ご覧ください!!
学科基本情報
大自然、生産現場に学ぶ
オホーツクの豊かな環境に身を置き、農学、畜産学、生態学、生命科学などを総合的に学びます。研究フィールドは広大な自然と現実の生産現場。大学のみならず、森や牧場・畑までもがキャンパスです。森林や湿原で行う実習を通じて生態系の仕組みを探究し、保全・再生策を模索します。実績として、エゾシカの生態データや千羽を超えるエミュー飼育の発展など、本学科にしかない研究成果が多くあります。
生産者や地域の人も先生になる
農業生産、畜産、環境保全への携わりを志向する学生にとって、学びの可能性は無限に広がります。農業者や地域住民との協働作業も多く、そうした交流から得られる知識も研究を進める上で大きな役割を果たします。地域振興や環境保全を実行するために必要な行動力や独立心を養うことで、卒業後リーダーとして事業や活動をけん引することができる力を身につけることができるでしょう。
教員・研究室紹介
植物生産分野
動物生産分野
フィールド生物資源保全分野
PICK UP
1年次
必修
生物資源各論
人々の生活とかかわりの深い多種多様な生物について、それぞれの生物学的および生物産業学的な特性を学びます。主にウシ・ブタ・ニワトリなどの家畜動物や、イネ・マメ・イモなど作物としての植物を対象に、農業や畜産業のなかで各生物が果たしている役割を学びます。また日本と世界の生物の生産と需給の状況を比較しながら、生活環境における各生物のポジションを理解します。
1年次
必修
北方圏農学実習(一)
北方圏農学科を構成する「植物生産」「動物生産」「フィールド生物資源保全」の3分野にまたがる幅広い目的をもつ実習です。作物生産について学ぶビート実習、牛や豚などの飼育技術を学ぶ家畜実習、原生花園観察、学内ファイントレール内での野生動物の痕跡識別と樹木の観察など、学内外のさまざまなフィールドで実習をおこない、生物資源の利用、開発、保全に関する知識を深めます。
2年次
必修
北方圏農学実験(応用編)
植物生産、動物生産、フィールド生物資源保全の3分野における、より高度な実験のための“応用”技術を習得します。植物生産の授業では寒冷地作物の観察と解剖、作物の形態形質の定量化と成長解析をおこない、土壌微生物の分離と計測を実施。動物生産関連では、家畜飼料のサイレージの簡易評価をおこなった後、反芻家畜の胃内微生物の観察などを体験。フィールド生物資源保全では、北海道の代表的な針葉樹・広葉樹の樹種判別と、樹木サイズの測定方法を習得します。これらを通して3年次以降の専門的な調査・実験に備えます。
北方圏農学科紹介ビデオ
卒業後の進路
大学院との連携
北方圏農学専攻 博士前期課程
北方圏農学専攻は、農学・林学・畜産学に自然生態学カテゴリーを加え、生物多様性の保全を含む生物生産に関する高度な研究と教育を実践する。その理念の基に資源の開発と利用、環境共生、エコロジー、バイオテクノロジー等の観点から様々な課題を取り上げ、それぞれの分野において高い専門性を有する指導的役割を担う人材の養成を目的とします。
生物産業学専攻 博士後期課程
生物産業学専攻は、博士後期課程として、前期課程に配された「北方圏農学専攻」「海洋水産学専攻」「食香粧化学専攻」「自然資源経営学専攻」の4専攻を統合した文理融合型の専門教育体系を敷いている。本専攻は、生態系の保全、農水産、加工開発、経営流通のいずれかの側面を深く掘り下げつつ、包括的な観点から生物産業の実践的な学術理論・技能を身に付けた指導的人材の養成を目的とする。