東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

測量や造園の知識も習得しながら昆虫と植物の相互関係を研究

2015年1月15日

平成25年3月卒 緑地生態学研究室 地域環境科学部森林総合科学科編入学 竹内亮

測量や造園の知識も習得しながら昆虫と植物の相互関係を研究竹内 亮昆虫の知識を深めたい  長野の豊かな自然に囲まれて育ち、幼いころから動植物にとても興味があった私は、中学・高校で環境にも感心をもつようになりました。もともと昆虫が好きで、とくにアリやハチのように組織で生きる社会性昆虫について知識を深めたい、また環境保全についても学びたいと考え、環境緑地という名称に魅かれてこの学科を志望しました。里地・里山で調査実習  入学前の私は、この学科では山や森などの自然環境を中心に学ぶものと考えていたのですが、入学してみると、都市の緑化や庭の施工などさまざまな分野から緑地を学んでいくことを知り、より一層興味が強まりました。1年次は実習やレポートでとにかく忙しいという印象でした。とくに測量の実習はテクニカルな授業で興味深く、また造園の実習も剪定や石組みなど、プロの技を学んでいる実感がもてました。2年次の環境緑地専攻演習では環境調査クラスの昆虫コースを選択。神奈川県秦野市名古木にある里地・里山で昆虫相の調査実習をおこない報告書を提出するなど、昆虫について学びたいという希望がかないました。  2年間の学びのなかでは、研究室での活動がとくに印象に残っています。わいわいと活気に富んだ研究室で、日常の会話のなかからも生き物についての知識を得ることができました。研究室の演習での自然に関する講義はもちろん、合宿ではフィールドに出かけて本物の自然から学ぶことができ、短期集中の実施ながら貴重な経験になりました。  環境緑地学科は、知識を高める講義の時間も充実していますが、とにかく実習が豊富で、直接現場で役立ちそうなことを学べていると感じることできました。また、里山や都市、公園など、さまざまな視点から緑地というものを見ることができるので視野も広がりました。忙しくて大変に思うこともありましたが、数々の経験が自分の力になったと思います。 入学前の希望が成就  昆虫と植物との相互関係に詳しく触れてみたいという希望があったので、卒業研究では「トホシテントウ成虫の食草選択」と「1齢幼虫に対するカラスウリのトリコームの影響」という、以前から先生や先輩たちが取り組んできた2つのテーマを引き継いで研究をおこないました。  成虫の食草選択の研究では、トホシテントウがカラスウリとアマチャヅルのうち、どちらの植物を好むかを調査しました。一方、1齢幼虫の研究では、カラスウリの葉上にあるトリコームとよばれる毛状物質が、1齢幼虫のトレンチ行動(葉に円い穴を開けること)摂食量に与える影響について検証しました。顕微鏡を使った同定作業を何度も重ねながら、昆虫と植物の密接な関係について研究できたことに満足しましたし、研究という活動自体が今後の私にとって貴重な土台づくりになったと思います。  卒業後は地域環境科学部の森林総合科学科に編入学しました。自然環境についてさらに深く学び、将来はインタープリターやレンジャーのように、自然のすばらしさや大切さなどを一般の人々に伝えることのできる自然解説の仕事をしたいと考えています。

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