東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

培養液の種類によって発育に影響を与えることを証明

2010年10月15日

平成19年3月卒 畜産学研究室 中外医科学研究所勤務 小池崇史

単為発生とは卵子が精子と受精することなく、雌の遺伝子だけで分裂を始めて成長する現象。哺乳類でもストロンチウム法という方法で人為的に単為発生を誘発することができます。まれにですが移植によって着床し、ある程度までは発育します。正常な体外受精胚と単為発生胚では、培養液の違いによって着床率や胎子の発育に差が出ることに気づきました。  私は培養液の種類による発育の違いを証明することを研究テーマにしました。実験の結果、予想通り、使用する培養液によって単為発生胚の着床後の発育に大きな差が出ることがわかりました。哺乳動物の単為発生胚は子供にはなりませんが、雌のゲノムだけで構成されているので発生学の分野では結構使われています。私の卒論は発生学をはじめとする基礎生物学に貢献でき、とても誇りに思います。
  • 再生医療やES細胞など、バイオテクノロジーに興味あり。1年生の時は、大学に転入することも考えていたが、短大での勉強はとても中身が濃く、自分のやりたい研究もできていたので、2年生になる頃は短大でも十分と思えるようになったという。

  • 「大学では4年間のプログラムがきちんと組まれ、それに沿って知識や技術を身につけていくけど、短大は技術優先であり、言い換えれば実践的な勉強ができるのが魅力」とんこと。

  • 知識だけではわからないこともある。「知識を習得しながら実験もおこなう短大がここ」。

  • 「バオテクに興味はあるけど、難しそう…と諦めてしまう高校生もいるかもしれないけど、やる気があれば、だれでも学べる分野。後悔しないよう、チャレンジしよう」。

  • 「高校時代に生物や化学を選択してなくても、大丈夫です」。

  • 就職先の中外製薬グループの研究開発部門。薬の基礎研究、応用研究、中外製薬に対する技術支援などを行っている。短大時代の身に付けた技術がダイレクトに生きている。

  • 就職先で言われたこと。「バックグラウンドは関係ないから。短大卒でも不利になることはないよ」。短大卒で研究職に付けるとは思っていなかった。これも2年間、一生懸命勉強したからだと思う。

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