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学生が挑む!研究紹介

子どもたちへの正しい食育のあり方を学び管理栄養士と教員免許のW取得に挑戦!

2016年2月22日

平成27年3月卒 保健栄養学研究室 埼玉県栄養教諭 中谷梨奈

子どもたちへの正しい食育のあり方を学び管理栄養士と教員免許のW取得に挑戦!中谷梨奈栄養士、教職をキーワードに大学探し  高校の授業では化学の実験の時間が好きで、大学に進学したら食品科学のとくに栄養系の分野で学びたいと思っていました。志望校を絞るために管理栄養士養成の学科を探したところ、東京農大の栄養科学科では管理栄養士受験資格だけでなく、栄養教諭と中学・高校理科教諭の免許も取得できることがわかりました。教職にも興味があった私にはまさに最適の学科でした。オープンキャンパスに参加して、学内の雰囲気がとてもよいことも確認できたので、迷うことなく推薦入試 Ⅰ 期で受験しました。栄養教諭と理科教諭の2つの教職課程を併修  栄養科学科のカリキュラムは、7割が厚生労働省指定の科目群になりますが、残りの3割は東京農大独自の個性ある科目が編成されています。1年次は栄養学の学びに欠かせない化学系の講義と基礎実験が中心になるなか、調理学実習では集団調理の基本を学ぶことができました。2年次の食品加工学実習は東京農大ならではのモノづくりのメニューが豊富で、ジャムやウィンナーソーセージを作ったり、果物のびわを缶詰にする実習を体験。缶詰は2年間保存した後、4年次に実家で家族とおいしく食べました。  私は2年次から栄養教諭と理科の2つの教職課程を履修したので、毎週の時間割は3年次までびっしりうまっていました。忙しい毎日でしたが、他学科の友人を含む有志10人で、アカペラのサークルも立ち上げました。サークル活動が盛んなこの大学だからこそ、リフレッシュできる環境にも恵まれたと思います。4年次には4週間の臨地実習と5週間の教育実習も  教職志望が固まっていた私は食育に興味があったため、3年次6月からの研究室活動では、人と栄養学の関わりについて研究を進めている保健栄養学研究室を選択しました。3年次には世田谷区内の高校を訪れて食育活動をおこなったほか、都庁の保健福祉局で栄養管理報告書をまとめる集計作業など、研究室を通じて食と栄養をみつめるさまざまな活動を体験しました。  卒業研究は3年次の3月からスタートし「女性の月経周期における食事と睡眠の関連」というテーマにパートナーと2人で取り組みました。25人の女子学生に定期的な調査への協力を依頼し、月経における女性の体や食欲の変化について統計をとり、データ分析を経て報告をまとめていきました。研究のかたわら、4年次には病院や企業などの給食施設で勤務体験する臨地実習に計4週間参加し、さらに栄養教諭が1週間、理科教諭は3週間の教育実習もありました。学外にいる期間が長かったため、研究の継続には工夫と忍耐が必要でしたが、パートナーと協力しながらより精度の高い研究報告になるよう努めることができました。  4年次の夏前から受験していた教員採用試験では、10月に埼玉県から栄養教諭に採用の内定をいただくことができました。卒業時には管理栄養士国家試験にも挑戦しました。今後は私が関わる給食を通じて「給食がおいしいから学校に来るのが楽しみ!」と言ってくれる子どもを一人でも増やしていきたいと思います。

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