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学生が挑む!研究紹介

自ら学ぶ姿勢の大切さを何度も実感した4年間急な方向転換をアシストしてくれた大学に感謝

2015年1月22日

平成26年3月卒 動物発生工学研究室 横浜税関職員 上田真弓

自ら学ぶ姿勢の大切さを何度も実感した4年間急な方向転換をアシストしてくれた大学に感謝上田真弓生産者の立場から食品について学びたい  高校時代は食品衛生監視員として公職に就きたいと思っていました。ちょうどその時期に宮崎県で家畜伝染病である食肉牛の口蹄疫が社会問題化したこともあり、目標とする資格が取得でき、食品について生産者の視点から学ぶことができる学科を探したら、希望にピッタリなのが東京農大のこの学科でした。また、理系私大の中では授業料が安いことも魅力でした。1・2年次の基礎学習の意義を3年次に再認識  バイオサイエンス学科では、微生物・植物・動物・生体機能分子等の分野を一通り学ぶことができます。1・2年次には無機化学や有機化学、分子生物学や生化学実験など、この学科の学びの基礎となる学力を徹底して身につけました。大学は高校までと違い、自分から学ぼうとする姿勢が大切ですが、1年次後半に学ぶ目標を再確認したくなった時期があり、それまでと異なる角度から問い直そうと、春休みの1ヵ月を利用してカナダへの短期語学研修に参加しました。英語三昧のホームステイを通じて、語学ももちろんですが、他者と交流するための積極性が身についたと思います。  3年次の学びでは、私はとくに「動物発生工学」の授業でふれた胚性幹細胞の樹立やその特性に大きな興味をもちました。そのほか先端の電子機器技術をはじめES細胞や細胞融合など、とても高度で専門的な科目が続々と登場しましたが、各授業内容を的確に把握していくためには、1・2年次の基礎学習がいかに大切か、カリキュラム編成の目的をあらためて理解しました。 税関の国家試験克服をめざし他学科の授業を聴講  研究室活動では、先生から一人ひとりに研究テーマが与えられ、自分で計画を立てて実験を進めていきました。初めての本格的な研究ですから失敗も少なくないのですが、先生や先輩が親身に相談にのってくれ、また同期の仲間たちが一生懸命に取り組んでいる姿がいつも励みになりました。  公務員試験の勉強を続けながら、3年の3月には官庁訪問合同ツアーに参加しました。依然として自治体で働く食品衛生監視員をめざしていましたが、せっかく身につけた語学力をもっと生かせる仕事はないかと考え始めていたこともあり、そのツアーで訪れた税関の仕事に急速に魅かれました。思い切って方向転換し、税関の国家公務員試験を農学科目で受験することを決意。しかし試験勉強のスタートが遅いうえに、試験科目のなかにはそれまでに自分が学んでいない農業経済、作物、園芸などの項目があったのです。これから間に合う解決策はないか、キャリアセンターや研究室の先生に相談したところ、他学科の開講する授業で学べることがわかり、下級生に交じり聴講を重ねました。大学のバックアップのおかげもあって国家試験に合格。志望職に就くことができた今後は、東京農大卒業生として生産者側の視点に立った姿勢で適正な税関業務をおこない、公正で安心できる社会づくりに貢献していきたいと考えています。

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