体で感じて、深める「体験型カリキュラム」
東京農業大学の教育理念は「実学主義」。
それは単に実社会で即戦力となる人材の育成をめざした教育だけでなく、現場に幾度も通い、そこに働く実践者の声に耳を傾けることではじめて見えてくる課題を直視し、その解決に取り組む知恵を導きだすための教育です。
座学のみに頼ることなく、実験や実習、演習などを豊富に取り入れた体験型カリキュラムの数々が、その理念をより具現化しています。講義の授業で得た知識をベースに、学内外でおこなわれる体験型授業を通じてそれらを検証する。この繰り返しによって現場で有効な実践的技術を確実に身につけることができるのです。
実際の生産者と同じ経験をすることで、農業の現場がより求めている技術や研究に対する感性も磨く。
各学科独自の専門的な実習・実験は1 年次から数多く展開される。
畜産学科の実習は、富士農場で実施。合宿形式の集中授業も各学科多様だ。
「人物を畑に還す」
初代学長・横井時敬がのこした「人物を畑に還す」ということばは、社会貢献への意欲に燃える若者に、実学に裏づけられた実践的な高等教育をおこない、人材を地域に還すという東京農業大学の普遍的な使命を表す建学の精神となっています。卒業生たちは国内外の広い地域で、農業をはじめとするさまざまな現場に貢献できる人材として活躍しています。
奥多摩演習林にて。さまざまな体験が仲間との絆を強くする。
地域産業経営学科の生物産業体験実習。オホーツクキャンパスでは、自然と一体となった学びが体験できる。
卒業生の就職先の筆頭は食品関連産業。多くの学科で食に関する学びを展開する。