JICA国際協力専門員による「SHEPアプローチ」講座を実施
2024年10月15日
教育・学術
東京農業大学 JST SPRINGプロジェクトは10月11日(金)、世田谷キャンパス「榎本ホール」でJICA国際協力専門員の相川 次郎さんによる国際協力機構(Japan International Cooperation Agency:JICA ジャイカ)の取組み紹介や「SHEPアプローチ」に関する講義を開催しました。
講義にはJST SPRING奨学生やJICA海外協力隊を志す東京農業大学の学生が参加し、JICA国際協力専門員としての経験やSHEP事業について学びました。
「SHEP(Smallholder Horticulture Empowerment Project:SHEP)アプローチ」は日本の海外支援国策で、2006年にケニア共和国での実施によりスタート。
市場志向型農業を実現できるアプローチとして、単に農業生産支援プログラムを途上国や地域に提供するだけでなく、目的・調査・計画・解決策を探る研修等を農家自身が主体となって動くことを主眼に構成されています。
「ビジネスとしての農業」×「人が育ち、人が動くデザイン」による意識改革によって、実践した地域では2年間で70%の所得向上につながったという事例紹介も。
講義後には演習も行い、実践的な学びの機会となりました。