総合研究所 佐々木 卓治 教授が「瑞宝重光章」を受章
2023年11月8日
教育・学術
総合研究所 佐々木 卓治 参与・客員教授が令和５年秋の叙勲において、「瑞宝重光章」を受章されました。
佐々木教授は名古屋大学入職後、平成３年より農業生物資源研究所に転任をされました。平成10年には、イネゲノム解析プロジェクトの国際コンソーシアムのリーダーとなり、平成16年にイネ品種「日本晴」の高精度全ゲノム解読を達成しました。
平成23年4月からは東京農業大学 総合研究所 嘱託教授として着任。特に生物資源ゲノム解析センターにて、農学に関連する生物の遺伝情報解析研究を中心にサイエンティフィックなアドバイスをいただき、東京農業大学で幅広い研究分野の発展に貢献いただいています。その過程では、本学のシンボルの一つでもある大根のゲノム解析にも強いリーダーシップを発揮されました。
平成25年には、世界最大の国際的な農業研究グループである国際農業研究協議グループ(CGIAR)の研究戦略策定に携わる独立パートナーシップ理事会理事7人のうちのひとりに我が国から初めて選出。ほかにも国内の各種委員等も務められ、農業分野を含め、我が国の科学技術力の発展にも貢献を続けられています。
令和3年11月22日に発足した、米に関する総合的研究を行うプロジェクト構想「東京農業大学こめプロジェクト」においては「新しい就農システムや流通システムのモデルを提案し、社会実装を目指す研究」のプログラムディレクターとして研究推進に尽力いただいています。
さらに、本学における研究者の科学研究費申請や外部資金の申請に関する助言もいただき、幅広く総合農学系大学である本学に貢献いただいています。
このたびのご受章を，心よりお慶び申し上げます。
