東京農業大学ガストロノミー・シェフ部門:栄養科学科の調理学実習にて神楽坂「ほそ川」の細川 敦史シェフによる特別講義を開催しました。
2023年2月8日
お知らせ
東京農業大学では、「ガストロノミー」の観点から、「食」の教育・研究を進めています。「ガストロノミー」とは、料理とその背景にある歴史、文化、食材や調理・加工など、食を包括的に分析・考察する学問体系です。
食事や調理の面では、多数のシェフに客員研究員としてご協力を頂いておりますが、2023年1月20日(金)に、本学OBで神楽坂「ほそ川」の細川敦史シェフから栄養科学科の調理学実習でご講義を頂きました。栄養科学科の1年生約120名に対して、食材の産地や生産者の情報、調理の一工夫から盛り付けまで、一品一品丁寧にご説明頂くとともに、一汁三菜の調理を実演頂きました。
一汁三菜
1. 白米(米山プリンセス)
2. 蛤椀
3. 鱚の一夜干し
4. 春子鯛と芹のお浸し
5. 瓢亭玉子
細川シェフの実習後の感想
調理の技術的な指導をするのではなく、和食調理や素材の味などに、学生に少しでも興味を持ってもらえるよう努めた。年々食への意識の低下を感じており、安い輸入食品などが溢れる中で、今回のような実習を通して、学生皆さんの食への意識が向上されることを期待したい。また、生産者にも興味を持ち、積極的に関わって欲しい。それが生産者のモチベーションの向上に繋がる。
細川敦史
1998年に東京農業大学栄養科学科を卒業。管理栄養士の資格を取得。神楽坂の割烹 「旬の膳弥生」で7年間修行後、2008年に日本料理「ほそ川」を新橋に開店、2018年には神楽坂に移転。
産学官・地域連携センター