東京農業大学

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ニュースリリース

本学の取り組み(いちご栽培プロジェクト)が農林水産省フードバリューチェーン構築推進事業に採択されました。

2020年6月2日

お知らせ

 「極東地域におけるフードバリューチェーン構築構想」は、農林水産省からの委託を受け、日本企業の技術力を結集し「日本型農業の有利性」を最大限に活用し、極東地域(ロシア ウラジオストク地方)における地域活性化を目指した農業の振興を目指すものです。

 本学(研究代表者:農生命科学研究長 山本祐司)では2019年からロシアウラジオストクの本学協定校 極東連邦大学(FEFU)と共同研究として炭素強化プラスチックを用いた「トラス構造」の新しいタイプのビニールハウスを用い、糖度の高いイチゴ「ペチカほのか」を試験栽培してきました。この間に得られた経験や問題点を商業化へ向けて生かしつつ、本事業を遂行します。

 フードバリューチェーン構築推進事業は3つの柱があり、①事業化可能性調査支援事業、②専門家派遣・相手国関係者招へい事業、③ネットワーキング活動支援事業を土台に据えます。具体的には、①はロシアにおけるイチゴ市場調査、②は日本技術者の派遣とロシア側農業従事者及びFEFUアカデミックスタッフの招へい、③は東方経済フォーラムと在ウラジオストク日本総領事でのジャパンフェスティバルでの展示会等々に参加・企画し推進します。

 本事業にてロシア極東地域(ウラジオストク及びその周辺地域)に日本型農業のビジネスモデルを提唱することで、日本企業の種苗関連及び園芸栽培施設関連産業のビジネスチャンスを構築します。加えて、日本が得意とする農業IoT産業のみならず、食品加工などの6次産業関連の機器産業の導入を促します。

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