東京農業大学が開発した都会完結型生ごみリサイクルシステム「みどりプロジェクト」が2019年度グッドデザイン賞受賞
2019年10月4日
教育・学術
~世田谷区内の生ごみを数時間で肥料へ、今後は全国拡大を目指す~
このたび、本学で開発した都会完結型生ごみリサイクルシステム(みどりくんプロジェクト)が、2019年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。
「みどりくん」とは、生ごみを原料とする有機質肥料です。世田谷区内の学校給食の生ごみ、あるいはキヤノン電子株式会社の生ごみ乾燥機で乾燥した生ごみを東京農業大学に集め、わずか数時間で「みどりくん」を製造します。これを肥料として周辺の農家が野菜を生産し、庭先販売や学校給食の食材に使います。
これまでの生ごみリサイクルとは違い、都会の中だけで生ごみリサイクルを完結させます。「みどりくん」プロジェクト活動を2007年から続けてきました。東京都世田谷区で始めたこの活動、今後は全国への拡大を目指します。
都会完結型生ごみリサイクルシステム(みどりくんプロジェクト)
- 生ごみ肥料「みどりくん」とは、東京農⼤で開発した画期的な新規有機質肥料。
- 東京農⼤世⽥⾕キャンパス内の実験プラントで試作中。
原料は、学⾷から出る⽣ごみ、製造時間は、わずか数時間。 - 東京農⼤近隣の畑で「みどりくん野菜」を⽣産し、庭先販売。
- 2018年10⽉に、新規肥料公定規格「⾷品残さ加⼯肥料」
みどりくん