「東京農大経営者フォーラム2024」を開催
2024年12月12日
お知らせ
11月29日、榎本ホールで創立133年東京農大 経営者フォーラムが開催され、2024年度の経営者大賞と経営者賞が決まりました。
江口 文陽 学長から、「今回受賞された方々に心からお祝い申し上げるとともに、総合農学を推進する本学として、大学での学びを社会に実装していく先輩方から学生たちが直接学び、今後さらに輝いていってほしい」と挨拶がありました。
また、高柳 長直 実行委員会委員長(学部長)の挨拶の後、佐藤 和憲 審査委員会委員長から2024年度における審査講評が述べられ、経営者大賞受賞者2名による講演では、アグリビジネス学科の学生たちが先輩方の先進的で“東京農大ならでは”の学びから得た経営手法を学ぶ貴重な機会となり、学生たちにもエールが送られました。
東京農大経営者大賞2名の紹介
株式会社飯尾醸造 飯尾さんは1893年から京都府宮津市で続く飯尾醸造を継承し、本学での「実学主義」による研究が礎として、入社後に開発・販売した「富士酢プレミアム」を代表として高い評価を得ています。自社の経営理念「モテるお酢屋」の下、無農薬米栽培→清酒造り→酢造りを一貫して行い、食酢専業で清酒免許も持つ唯一の会社として、伝統的醸造方法とテクノロジーを織り交ぜて独自の生産と経営を行っています。
株式会社新澤醸造店 新澤さんは2000年に入社、杜氏に就任した後に高度な精米技術と酒造技術に基づく清酒「伯楽星」を新たな価値観の「究極の食中酒」として販売、雑誌『Dancyu』の隠れた日本の銘酒としても特集されました。2011年の東日本大震災での酒蔵全壊も乗り越え、酒の品質保持だけでなく人材育成にも積極的に取り組まれています。今年1月の能登半島地震の際には、現地酒蔵のもろみを新澤醸造に移動・瓶詰代行を協力し、業界全体の底上げに貢献しています。
【授賞式の様子】
【東京農大経営者大賞】
株式会社飯尾醸造 代表取締役 飯尾 彰浩 様
【東京農大経営者大賞】
株式会社新澤醸造店 代表取締役 新澤 巖夫 様
【東京農大経営者賞】
株式会社ヤマダライス 代表取締役社長 山田 豊樹 様