東京農業大学

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ニュースリリース

緊急事態宣言に伴う学長メッセージ

2019年4月10日

2020年4月10日
東京農業大学学長 髙野 克己

 改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく政府の緊急事態宣言発令を受けて、東京農業大学は、4月10日から宣言の発令期間が終了する来月6日までの約1カ月間、世田谷、厚木、北海道オホーツクの3キャンパスの閉鎖を決めました。

 授業の開始は5月11日以降を予定しています。

 この間、教員は在宅研究、職員は在宅勤務となり、授業開始に向けた準備などを進めます。学生諸君は自宅に待機し、書籍、ネット等による学びを続けてください。担当教員からの学習の指示は、学生ポータルなどを通じて随時流れますから、注意してください。

 特に新入学の諸君は、入学式・オリエンテーションも無く、不安な気持ちも強いかと思います。大学からの指示に従い、授業開始に備えてください。

 学生、教職員には期間中の不要不急の外出を自粛するよう強く要請しています。みなさん一人一人の健康と生命を守るだけでなく、みなさん自身が感染源となった感染拡大を防ぐためです。手洗い・うがいの励行はもちろん、外での会食や、いわゆる「3密」の状況を回避することは、社会の一員として当然守るべき規範です。また、東京農大の学生、教職員には、一般より高いモラルが求められていることも自覚しなければなりません。改めて注意を促します。

 今回の宣言は、私たちが初めて体験する大規模な感染症対策の施策です。

 期間は5月6日までとなっていますが、収束の見通しは立っていません。

 学生、教職員のみなさんは、事態がどのように推移するか注視し続けてください。東京農大が続けてきた教育・研究は「生きる」を支える学びです。天然痘、ペスト、結核、ポリオ、そしてインフルエンザ。人類の歴史は感染症との闘いの歴史です。日本が、そして世界が、この新型コロナウィルスの禍からどう脱するか。私たち自身が体験する「『生きる』を支える学び」です。

 今回の経験がみなさん一人一人にとって、意義あるものとなるよう努めてください。東京農大にとっても、そうなるよう努力することをお誓いします。


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