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ニュースリリース

2019年度日本農業労災学会・東京農業大学総研研究会共催シンポジウム開催報告

2019年6月5日

教育・学術

5月17日(金)10時30分より、日本農業労災学会と、東京農業大学総研研究会3研究部会(労災対策研究部会・就農者推進教育研究部会・農業協同組合研究部会)との共催による、第6回農業労災シンポジウムが多数の参加者により、東京農業大学世田谷キャンパス横井講堂にて開催されました。今回のシンポジウムのテーマは、「GAPを活用した農業労働安全対策の組織的・戦略的展開」です。

日本農業の国際化、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、食品の安全性、環境の保全、そして労働安全の確保を目指す農業生産工程管理(GAP)の導入が推進されています。しかし、GAPの導入目的は売上・販路拡大と生産物の安全・安心確保が中心であり、安全な労働環境の整備を目的とする取り組みは極めて少ない一方で、その役割に注目が集まりつつあります。今回のシンポジウムでは、高齢化と企業化が並進している農業現場のきわめて重要な課題である「安全な労働環境の整備」をいかに実現して農作業防止に結びつけることができるかについて、各分野から5名の報告と、2名のコメンテーターの意見を踏まえて、様々な視点からGAPが農作業事故防止に果たす役割とその普及課題について議論を深めることができました。

参加者並びに開催に向けてご協力いただきましたすべての皆様に感謝申し上げます。

全体討論の様子(農大アカデミアセンター横井講堂にて)

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