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ニュースリリース

12月10日(月)東京農業大学 総合研究所研究会 生命科学研究部会 講演会のご案内

2018年11月6日

教育・学術

今回は育種学会で奨励賞を受賞された岡山大学の門田先生をお招きして研究の経緯も含めて講演をお願いしました。
研究者をめざす学生の皆さんには大変参考になると思います。

開催概要

日時 : 2018年12月10日(月) 16:30~18:00
会場 : 東京農業大学世田谷キャンパス 1号館113教室
    東京都世田谷区桜丘1-1-1
主催東京農業大学総合研究所研究会
    生命科学研究部会

講演

高速シーケンサーを利用した種々作物種における遺伝解析とその応用

岡山大学大学院環境生命科学研究科 准教授
農学博士 門田有希

膨大なDNAの塩基配列データを出力する高速シーケンサー(以降NGSとする)なるものが出現し、早10年が過ぎる。この間、動物・菌類・植物などあらゆる生物種を対象としたゲノム解読やゲノムワイドな遺伝解析が飛躍的に進んだ。植物については、従来イネ等の2倍体種を中心に遺伝育種学的な研究が行われてきた。一方、作物の大半は倍数性(2n = 4x, 6x, 8x.etc)を示すとされる。よって、作物全般のゲノム・遺伝解析の進展にはこれら倍数性種での研究の発展が欠かせない。最近講演者らは、サツマイモという6倍体(2n = 6x = 90)で遺伝解析が極めて困難な倍数性作物種を対象に遺伝育種学的な研究を進めてきた。NGSを活用することで、高密度な連鎖地図の構築ならびにゲノムワイドなアソシエーション解析を実施し、農業形質に関するゲノム領域を特定した。さらに、食の安心・安全,品種の保護に関わる実用的な品種識別DNAマーカーも開発している。本講演では、これら研究内容を紹介するとともに、アメリカにおける留学経験や研究を志すことになったきっかけ等についても紹介する。

学生の皆さんも奮ってご参加下さい。
出席ご希望の方は、講演会・懇親会出欠を明記の上、下記までご連絡下さい。
講演が終わってからは講演者を囲んでの懇親会をカフェテリアグリーンで予定しています。

参加申し込み

バイオサイエンス学科 太治 輝昭
電話: 03-5477-2762
E-mail: t3teruak@nodai.ac.jp

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