東京農業大学

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次代を創る、農のみのり

豊受大神宮奉献式と収穫祭

 東京農業大学収穫祭は各キャンパスに鎮座まします豊受大神宮への奉献式から始まります。三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮は内宮と外宮に分かれており、内宮(皇大神宮)は天照大御神、外宮(豊受大神宮)は豊受大御神を祭神としています。豊受大御神は天照大御神の食事を司る御饌神(みけつかみ)とされ、現在では衣食住、産業の守り神として崇敬されています。人類の進化に伴う文明や文化の発展の根幹が、食料や環境に関わる「農」の発達であるとするならば豊受大御神はまさに豊作の神様と言えます。

 「実学主義」のもと創設以来動植物すべてに関わる「農」を中心として追究・発展し続けてきた東京農業大学において、収穫祭でその年の収穫の喜びを皆で分かち合うとき、先達たちが豊作の神様である豊受大御神に奉献し、祈り捧げてきたことを現在まで継承していることは極めて自然なことと理解できます。

 本学では、古くから仮設神殿を造営して、収穫祭の開会式に先立って豊受大神宮奉献式を執り行ってきましたが、昭和31年には新設された1号館屋上に校友会三重県支部が奉納した本格的な社殿が造営されました。

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 伊勢神宮は、20年ごとに式年遷宮といって社殿が建て替えられますが、本学の社殿は当時の三重県校友会支部長であった竹内史郎氏が、その古材の払い下げを受けて伊勢市の宮大工に新社殿を造営させて本学に寄贈されました。その後、旧本部棟屋上に遷宮され、昭和50年からそこで奉献式が行われてきましたが、現在は旧本部棟解体に伴い大学正門から入った農大の森の中心に遷宮され、毎年奉献式が執り行われるようになりました。また、オホーツク、厚木キャンパスにも開設と同時期に豊受大神宮が造営され、キャンパス毎の収穫祭開会式に先立ち奉献式が行われています。

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