山岳部
活動内容


普段はランニング、クライミング、ロープワークの練習を行っています。さらに部内で講習会を開き、山に関する地形、気象、歴史、技術といった項目を日常的に学んでいます。そして年間を通した合宿で段階的なステップアップを図っています。4、5月の連休には新人歓迎合宿を雪に覆われた新潟県の八海山や巻機山などで行い、新入生を歓迎します。その後5月は三ツ峠での岩登り合宿でクライミングの基礎を学びます。6月は北アルプスの白馬岳や涸沢で雪上訓練や登攀を行うことで、実践的な技術を身につけます。8月は夏山合宿を行い、剱岳での登攀を行い、その後の長期縦走を行い北アルプスを堪能します。秋山合宿や富士山、三つ峠で、積雪期における基礎技術を学び、年末と春は部の総括合宿として冬山合宿、春山合宿を行います。合宿は計画段階から経験豊富な監督やコーチ、OB、OGの手厚いサポートを受けながら遂行しています。このような充実した山行の経験を大学4年間で積みながらメンバーシップ、リーダーシップを習得した卒業生は山だけでなく、あらゆる方面で活躍し社会に貢献しています。
R8年度活動スケジュール
| 日 時 | 場 所 | 大 会 | 一般応援 |
|---|---|---|---|
| 令和8年11月中旬 | 未定 | 日本山岳会学生部第62回マラソン大会 | |
| 令和8年11月中旬 | 未定 | 日本山岳会学生部第14回クライミング大会 |
部の歴史
農大山岳部の創立は大正13年(1924年)であり、2024年度で創部100周年になる歴史ある部活動です。 戦前から北アルプス等の高峻山岳で登山活動を実践し奥穂高岳ジャンダルム飛騨尾根(1939-1940)や明神岳東稜(1936)の冬期初登攀を行ってます。また戦前には山岳部のアカデミック性を発揮し、北千島に調査隊を送り出し貴重な報告を残しています。 戦後は北アルプス等での経験を積み、記録に残る実績を積んでいます。「風雪のビバーク」で有名な松濤明氏、有元克己氏は当部の出身者です。1963年にはヒマラヤの未踏峰(ネパール国トゥインズ峰7,350m)に当時として先進的な遠征隊を派遣しています。残念ながら当時は登頂する事が出来ませんでしたが、1995年再度挑戦し、ネパール側からの初登頂に成功しました。その他にも、中国崑崙山脈最高峰(7,167m)など海外の山にも初登頂の記録を残しています。 海外登山はOB会が中心になりヨーロッパアルプスやヒマラヤ、アンデスに多くの登山隊を送っています。これまでにOBが登頂した8000m峰だけでもマナスル(8.163)、エベレスト(8.848)、ローツェ(8.516)、ナンガパルバット(8.126m)、ブロードピーク(8.051m)、ガッシャーブルムⅡ(8.035m)、K2(8.611m)、マカルー(8.463m)、カンチェンジュンガ(8.586m)、チョーオユー(8.201m)と14座ある8000m峰の内10座に登頂を成し遂げています。 2003年には、「卒業したらヒマラヤへ」を目標に活動してきた山岳部のOBと現役学生1名が東京農業大学の研究室学生からなる環境調査隊との合同で「エベレスト、ローツェ環境登山隊」を結成しました。山岳部からなる登山隊はエベレスト(8,848m)ローツェ(8,516m)2峰への連続登頂を成功させ(現役学生1名は登頂した事により、日本人最年少登頂記録を樹立する事が出来ました)、さらにゴミ、糞便の全回収を実践し、環境調査隊は周辺地域の環境調査、BCのマップ作りなどを行いました。この活動により、環境登山隊は国内外から高い評価を得る事が出来ました。 2014年には創部90周年を迎え、記念事業として中国新疆ウイグル自治区のムスターグアタ(7546m)に遠征隊を出し、現役が学生3名を含む8名が全員登頂を果たしました。 2016年には8000m峰の一つであるマナスルへ日本人初となる東稜からの登頂を果たし大きな成長を遂げることが出来ました。近年ではさらなる高い目標を目指し活動を続けています。
主な戦績
日本山岳会学生部マラソン大会団体戦 優勝
日本山岳会学生部マラソン大会男女混合 優勝
熊澤蓮:日本山岳会学生部マラソン大会個人総合 準優勝
大場永遠:日本山岳会学生部マラソン大会個人女子 優勝
新倉成珠:日本山岳会学生部マラソン大会個人女子 準優勝
活動方針
農大山岳部は「海外の高峰登山、クライミングを自力で計画し実行する」ことを目標としています。そのために部員全員で年間を通して合宿を行い、個人の技術向上はもちろんのこと、農大山岳部というチームとしての技術の向上を図っています。過酷な自然を相手にし、様々な課題を皆で乗り越えていくことで得られる山登りの楽しさを大切にしています。そうすることで個人では到底行えないような高いレベルの登山を実践する事ができ、結果的に未踏峰登山や8000m峰への登山に繋がっていくと考えています。
所属団体・指導体制・主将
| 所属団体 | 公益社団法人日本山岳会 学生部 |
|---|---|
| 指導体制 | 部 長 下嶋聖(地域環境科学部 地域創成科学科 准教授) 監 督 高野優(OB) ヘッドコーチ 西出広平(OB) コーチ 中洞拓人(OB) 岩附正樹(OB) 丸山瑞貴(OG) 齊藤孝太郎(OB) 石井壱成(OB) 福島学顧(OB) 神山友良(OB) |
| 主将 | 大場永遠 |
部費・部員数・活動日・活動場所
| 部費 | なし(個人装備のみ自己負担) |
|---|---|
| 部員数 | 6人 |
| 活動日 | 山行を中心に準備やトレーニングを実施 |
| 活動場所 | 部室:常磐松会館本館3階 活動山域:北アルプス、南アルプスなど 練習場所:馬事公苑、砧公園、クライミングジム、トレーニングルーム |
