もぐもぐProject『果物加工品の商品開発とプロモーション動画の制作プロジェクト』
「もぐもぐProject」とは?
私は実家が農家である友人と意気投合し、商品開発と映像制作を行う、「もぐもぐProject」という団体を2年生の終わりに立ち上げました。発足当初は、5名のメンバーで活動を始め、活動を行っていました。立ち上げから二年目の2019年度には、学科プロジェクト「Bridge」に採択され、長野県中川村で主にりんごの生産をしている松村栄一農園さんにご協力を頂いて活動しました。松村さんとの出会いは2年生の学科必修カリキュラムであるフィールド研修です。受け入れ先の農家さんだった松村さんに自分が活動している団体の話をして、共感していただき今回のプロジェクトに至りました。
2019年度の活動内容
松村さんは規格外となったりんごを活用したドライフルーツなどを作って近所の方にお裾分けをしていましたが、ご近所の方に好評でこれが売れれば良いなという思いがあったそうです。
りんご生産についてのレクチャー
そこで私たちと共に商品化に向けてプロジェクトを実施していく事となりました。まずは学生メンバーで企画会議を重ね、食品マーケティングの授業で習った分析手法を自分達で使ってみたりしながら企画案を作りました。これを中川村の松村さんに提案し、それに対して頂いたご意見をふまえて修正ということを繰り返しました。
農家の方とのミーティング風景
また、中川村に行った際には映像作品の撮影も行いました。ドローンやプロ仕様のカメラを使い、1年間かけてりんごの生産の様子を撮影する事が出来ました。この映像は収穫祭での販売時だけでなく、YouTubeにもアップロードしています。この映像は映像制作に精通しているメンバーを中心に、構成から始まり、撮影・編集の全ての工程を学生が行いました。
圃場での撮影風景
こうして、完成した映像を見て頂き、商品を購入して頂く喜びはこの活動をしていなければ経験する事は出来なかったと実感しています。そして、活動を通して規格外品の活用と映像制作によって消費者の方に松村さんや中川村を知って頂くと同時に、農業に対して少しでも興味を持って頂けたのであれば、嬉しく思います。
本活動を通して
このプロジェクトを通じて、大学のなかで考えるだけではなく、社会のなかで問題を提起し、解決策を考えるという経験を積むことが出来ました。また、普段の授業で習得した知識をアウトプットする場にもなりました。一つの目的に向かって仲間と協力して、お互いが高めあう事が出来たと思います。今後はいかに団体を継続させ、企画の規模を大きく出来るかに燃えています。