東京農業大学

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食を通じてより良い社会を実現する「食のディレクター」を育成

ぞっこんlab ~地域特産品で商品開発!~

こんにちは!我々、ぞっこんlabが今年度行った活動を、いくつかご報告させて頂きます。

1つ目の活動は、国産の黒本蕨粉を用いた、わらび餅の開発、販売です。この活動は、国産わらび粉の訴求、消費促進による、生産者の応援を目的に行いました。

今回取り扱った黒本蕨粉は、株式会社ヤマグチ様という会社の登録商標。登録商標使用の認定基準(「国産100%のワラビ根の中でも、特に地下深く生息する根茎」、かつ「黒く粘土質のある土壌」でしか採取できない本わらび粉)を満たした場合のみ、「黒本蕨」の名称を使用することが許される、とても希少な本わらび粉です。我々は、この黒本蕨粉を用いたわらび餅を、2020年8月~10月に、開発。パッケージには、マルシェという事で、その場でも食べて頂けるように、手で持ちやすい筒型のモノを採用しました。また、お客様に黒本蕨粉の高級感を訴求するために、「黒と金」の色をベースとした、帯シールも作成しました。そして今回、初めて、商品に貼る品質表示シールを、自分たちで作成。一から法律に関わるところまで、調べて行いました。初めての作成で、とても緊張感がありましたが、最後には仕上げきることができ、そして確かな知識を得る事ができました。

販売は、食料環境経済学科に属する他団体に主催頂いた、学生×生産者コラボフェス(10月18日開催)に参加させていただき、行いました。売り場づくりでは、いくつか工夫した点があります。まず、お客様に黒本蕨粉、国産わらび粉を認知、興味を持っていただく為に、その説明資料を、お客様の目と同じ高さの所に、貼り付けました。また、陳列方法は、氷を入れた箱を斜めに固定し、そこに商品を入れました。直接お客様に商品をお取り頂くことで、視覚的にも、体験としても、楽しい売り場ができたと思います。結果は、販売開始から約2時間半で、販売した50個すべて、完売。メンバーがお客様への感謝の想いが伝わる接客をしてくれたことも、この結果に至った要因の一つだと思います。

わらび餅の販売風景 2.JPG

学生×生産者コラボフェスでの販売

わらび餅の商品パッケージ.jpg

わらび餅商品パッケージ

2つ目の活動は、抹茶ラテコンテストです。メンバー全員に、商品開発に対する考え方を身に着けてもらいたいという思いから、実施。実際に、企業に商品開発のアドバイスを行っている協力企業の社長に、審査員をしていただきました。王道を挑戦するメンバーから、塩昆布を使うトリッキーなメンバーなど、多種多様な個性が光るレシピばかりでしたが、すべてのレシピに的確な評価を頂くことができたため、とても有意義な活動でした。今後もこの活動を定期的に行うことで、商品開発を我々の強みとしていきたいと思います。そして今後、その強みが、農家の方の所得向上、地域活性化につながれば、と考えています。

メンバー考案の「抹茶ラテ」

文責:今井雅人

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