東京農業大学

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食を通じてより良い社会を実現する「食のディレクター」を育成

農業体験を機に志した食品の世界

「生産者への貢献」を胸に、日々邁進する。

卒業生

松浦 孝憲 さん(2016年3月卒業)

雪印メグミルク株式会社 首都圏東支店 市乳課

2016年、雪印メグミルク株式会社入社。家庭用商品の営業職として勤務し、現在は茨城・千葉エリアを中心に店舗展開するスーパーを担当。市場調査を基にバイヤーへの提案を行い、売上拡大につなげている。

大切なのは現場で得る気づき それを教えてくれた大学の学び。

私が雪印メグミルクに入社するきっかけとなったのは、2年次のフィールド研修です。肉牛農家で1週間、農業を体験。それまで農業の現場と関わることがなかった私にとって貴重な時間となりました。それを機に農に高い関心を抱き、実習以外にも度々農家を訪れるように。農作業をすることで、生産者の大変さや食のありがたみ、命の尊さを肌で感じ、食品の世界を志すようになりました。フィールド研修は私の大きな転機の一つ。もし経験していなければ、違う人生を歩んでいたかもしれません。
現在は、家庭用商品の営業職として大手スーパーを担当しています。大学時代の学びを活かし、現場で得るデータや気づきを大切に、トレンドも踏まえた最適な商品の品揃え、販売促進企画の提案を行うことが私の仕事。各メーカーがしのぎを削る中で、提案した売り場や企画が採用され実現した時には、大きなやりがいと喜びを感じます。

春と秋に行われる新商品発表会。お客様にプレゼンすることも大切な業務です。

リーダーとして過ごした一年が今の仕事に活かされています。

大学時代は「学生研究室活動」に1年次から自発的に参加しました。1年を通した研究テーマを決め、議論を重ねて収穫祭で発表します。3年次には研究室長を務めましたが、当時は異なる研究室が一つに集約された時期でした。最初は学生同士に壁があり、意見が出ない状況もありましたが、試行錯誤しながら全員をまとめていきました。今思えば、そのトライ&エラーの過程が良い経験となり、仕事に活かされていると感じています。最後に収穫祭で発表した後の達成感は、今も忘れることはありません。
将来は商品開発に携わり、生乳の価値を高める商品を創り出したい。素材本来のおいしさと健康に寄与する機能価値を最大限引き出した商品を開発することで、酪農家と消費者双方に貢献したいと考えています。私は東京農大で自分の道に出会いました。後輩の皆さんも沢山チャレンジしてください。それが必ず人生の糧となります。

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