食品企業連携プロジェクト(通称:食プロ)
食料環境経済学科では、「農業」や「農村」だけでなく、「食品企業」に関する実学プロジェクトを実施しています!日本を代表する大手食品メーカーであるキユーピー株式会社にご協力頂き、食品企業連携プロジェクトをスタートさせました。 実際に食品企業が直面する課題を検討して解決案を提案し、企業側からフィードバックをもらい、解決へのプロセスを実践的に学びます。食品企業の本社が多数立地している東京の立地を活かした食料環境経済学科独自のプログラムです。
食品企業連携プロジェクトとは?
全国の様々な大学で、農業に関する実学的なプログラムは実施されていますが、「食品企業」に関する実学教育プログラムはほとんどみられません。そこで、食料環境経済学科では、日本を代表する大手食品メーカーであるキユーピー株式会社にご協力頂き、食品企業が抱える課題をテーマにして、解決へのプロセスを実践的に学びます。
主な活動内容
①グループワーク
プロジェクトの参加者は1~3年生で、月1~2回ミーティングを行いますが、毎回キユーピー株式会社の商品開発担当者にお越し頂き、グループワークを行います。企業を取り巻く環境、企業が抱える課題、課題に対する解決案などを議論し、キユーピー株式会社のご担当者からアドバイスを頂きます。
グループワークの風景
②視察・調査
キユーピー株式会社やそのグループ会社に視察・調査を行います。製造施設を視察させて頂くだけでなく、事業戦略や企業が抱える課題について現地でご教示頂きます。また、学生たちが考えた商品提案や解決策についてプレゼンテーションを行い、視察・調査先の皆さまからフィードバックを頂きます。
視察・調査の風景(サラダクラブ)
視察・調査先での集合写真
③最終報告会
学生たちはキユーピー株式会社のオフィスを訪問し、商品開発部門の役員の皆さまに、1年間検討してきた内容を発表します。役員の皆さまからご意見を頂き、ご指摘頂いた点を反映して、自分たちの提案ブラッシュアップをします。
最終報告会の風景(キユーピー株式会社 仙川キユーポート)
【2023年度】
テーマ:持続可能なフードサプライチェーン構築
まず、キユーピー㈱のサステナビリティにおける検討課題を抽出します。健康寿命の延伸、子どもの健康の確保、食品ロスの削減、CO2排出の削減など、多様な取り組みが進められておりますが、サステナビリティに関わる課題のなかで、学生の各チームが検討すべきと考えた課題をピックアップします。
次に、各チームが課題解決に向けたアイディアをクリエイトします。例えば、野菜摂取量の不足と消費拡大を課題にしたチームは「食べるドレッシング」という商品提案を行いました。学術的フレームワークから提案内容の分析、試作品の作成、消費者アンケート、などを行いました。また、キユーピー㈱の開発担当者や視察・調査先の方々から頂いた意見をフィードバックして、提案を取り纏めました。