東京農業大学

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食を通じてより良い社会を実現する「食のディレクター」を育成

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活動団体

Win³

プロジェクト名

関係人口創出プロジェクト

学外協力者

ufu株式会社 (チカバキッチン東京八重洲)

活動の動機、背景、目的

メンバーともに、入学当初から地方のために何かしたいという強い思いがあり、その点において共鳴したのがWin³設立のきっかけです。また、ニュースや大学生活などの日常生活の中で見聞きする、地方の現状・課題を第一線で体感し、学生ならではの手法で課題解決に挑戦したいと思い、本活動の考案にいたります。

現在、地方では高齢化による人口の減少、各産業での後継者不足、産業の衰退などが問題視されています。一方で、祖父母や友人の話によると、地域課題を自分事として捉え、行動している人は少ないといいます。このように、地方では現状で表向きに掲げられている課題と当事者の課題に対する行動は別物であると言えます。また、都市では多くの人が利便性や、インスタ映えなどのわかりやすい魅力を求め、生活しており、地方の魅力は一面的にしか知られていないような印象を受けます。

こういった現状を受け、私たちは地方の人々には地域課題解決への当事者意識を持ってもらい、自身の地域のポテンシャルを再認識してもらうこと。都市の人々には地方の見えにくい魅力を知ってもらうことが、地方の現状を打破する上で重要なことであると考えました。そして、本活動は、実際に私たち自身が地方の人々との交流をする中で、地域課題について現地の人々に改めて考えてもらい、その中で発掘された地方の魅力を都市の人々へ最大限、届けることを目的とする活動となっています。

全国から学生が集う東京農業大学の学生として行う本活動において、学生にも改めて自身の故郷である地域について考えてもらうことを目的とし、地方に実家を持つ他学生にも協力を仰ぎ、より多くの人にとって意義のある活動を目指します。

活動の具体的内容

本活動は、地方の魅力をその地にゆかりのある農大生(地方学生)とともに都市に届ける活動です。主に都心でのマルシェ、SNS発信の二つの活動を基盤に本活動を進めていきたいと考えています。マルシェでは、地方の諸地域に私たち自身が赴き、その地で発掘された農産物、ご当地パンなどの魅力(商品)を販売します。スポットを当てる対象の地域は自分たちで選定し、調べ学習やその地にゆかりのある農大生(地方学生)との情報共有を通じて、販売する商品の品目についても決定します。現地では、観光地や地域ならではの風景が眺望できるスポットはもちろん、定めた品目を取り扱う企業や農家を視察し、協力いただこうと考えています。販売方法としては、地域ごとの比較販売や価格の決定権を消費者に与えるなどといった私たちならではの手法をとりたいと考えています。また、SNS発信では生産者の工夫や苦労などのリアルな情報を発信し、消費者にその商品を目で見ただけではわからない魅力にも気づいてもらえるような発信をします。地域ならではの風景や穴場スポット、グルメにも着目し、様々な層の人にその地の知られざる魅力を最大限発信していきたいと考えています。

本活動において重要な点は、私たちが地方に実際に赴き、交流し、それらを都市の人々に対して発信するという点にあります。そのため、いただいた資金については、主にマルシェ開催の際の準備費、訪問先への移動費に当てたいと考えています。実際に諸地域へ赴く中で、都市の人へのアプローチはもちろんのこと、地方の諸地域で自分たちには何ができるのか、地域ごとの特色に合わせて、コミュニティーの形成や空き家の活用など具体的な施策を立て、行動していきます。

これらの活動は、現実的に学生だけで完結できる活動ではないと考えています。実際に多くの人に影響を与えることができるようにするためには社会の第一線で活躍されている方々の協力が不可欠であると思います。学外協力者の方は、様々な境遇、価値観を持つ人が集まるPOTLUCK YAESUという場にて、近場キッチンを運営されています。そこで開催されてきたイベントに私たち自身が参加する中でも様々な人々との出会いを体験してきました。本活動は学外協力者の方含め、多くの人を巻き込むことで、私たちメンバーだけではたどり着くことの難しい境地へ達することのできる活動だと考えています。学外協力者の方が活躍されているPOTLUCK YAESUにおける人的、物的、知的リソースを最大限活用させていただき、本活動が現実的かつより結果に結びつく活動を目指したいと考えています。

Win³(@ win.3.3)

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