農学部のカリキュラムの特徴
農学部では平成30年度から4学科体制になることにあわせて、カリキュラムの見直しを行いました。この見直しは、専門科目を学ぶためのベースとなる基礎力の向上と、学びを深めるために必要な関連分野を見渡す力、さまざまな知識を組合わせたり、連携させる力を養うことに重点をおいています。
このような新たな学びを私たちは「農学リテラシー」と名付けました。社会が農学部に期待する知識・技術の体系を農学部に学ぶすべての学生が修得します。
1年次に学科を越えた少人数制のゼミ(基礎演習・共通演習)を開講
課題を発見し、解決策を考え、それを発信して実現していく力を4年間で養うために、その基礎となる、読む力、話す力、書く力をつけるような双方向教育を少人数で実施します。
全学科の学生が1年間を通して、毎週金曜日に農業実習を体験
キャンパス内の圃場・伊勢原農場・富士農場を始め、学外の農業関連施設等も活用して動植物にふれ、環境を観察し、幅広く農業現場を知るための体験型教育を展開します。
英語教育をクラス分けから学修成果の可視化まで抜本的に改革
4年間の英語教育を組立て直し、大学院進学をサポートすることや習熟度別クラス編成を一層充実します。さらに学修成果を教育内容に反映させて、より効果的に授業を進めます。
農学を俯瞰するための農学原論(全学科必修科目)の内容の刷新
複雑な現場の課題を解決するため、また広がり深まり進化する農学全体を俯瞰するため、農学部の総力を挙げて作成した教科書に基づいて、新しい内容を展開します。
学部教育改革推進プロジェクトによる農学リテラシーの充実・推進
農学部長が農学的教養教育のコアとなる農学リテラシー全体をマネジメントし、その実現のためのさまざまな手法や仕組みを積極的に取り入れていきます。