東京農業大学

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国際交流・留学

アメリカ ミシガン州立大学(短期実学研修)

吉田 隼人さん

農学部・動物科学科・1年(2019年時点)

大学の農場見学の様子

私が今回アメリカのミシガン州立大学短期留学に参加した目的は、今までは日本の農業について学んできたのですが、他の国の農業についてはそこまで学んでいないため、実際に自分の目で見て学ぶということです。また、日本にいただけでは学ぶことのできない文化や風習などを実際に体験し、街並みやその国独特の自然などを見たいと思いました。まず、今回のプログラムが始まるまでに何回か参加するメンバーと、引率してくださる先生方とのミーティングを行いましたが、大学内で講義する時をイメージして、各メンバーが調べたプログラムで行く施設や場所の英語での紹介に対して一人一つ質問をし、講義を受けた際に質問できるようにする練習や自己紹介などの練習をしました。

何回かのミーティングした後に、実際にミシガン州立大学に行く日になりました。まず初めに成田空港に集合し空港からデトロイト空港まで約11時間かけて向かいました。初めての海外だったため、出国の際に手荷物検査でバックにパソコンや電子辞書を出さずに検査に引っかかってしまいました。

無事にデトロイト空港に着いた後は一番心配だった入国審査も無事入ることができ、そのあと今回のプログラムで一緒に行動してくださる、ミシガン州立大学のロンダさんと合流しホテルまで移動することになりました。

まず初めに移動中に感じたのは、車のハンドルが左ハンドルで駐車場のゲートの機械も左に設置されており、ここで自分は本当にアメリカに来たことを実感しました。そして移動中の風景で日本では高速道路などは反対車線や車線の端に壁があるのに、移動中の道路には壁や仕切りはなく、反対車線との境は何もなく周りは森林や畑が向こう側まで広がっていました。また、道路には等間隔で様々な会社の広告がありました。一日目はロンダさんと現地の学生が手料理を持ってきて歓迎パーティーをしてくれました。

2日目からは様々な講義や農場などのプログラムが始まりました。まず初めにミシガン州立大学について、そしてアメリカの国立公園と天然資源の講義を聞きました。その後キャンパス内の食堂でお昼を食べるために移動する途中、4種類ぐらいのお店の様なものがあり、その他にサラダバーやソフトドリンク、アイスクリームやケーキなど様々な食べ物があり、そのすべてが食べ放題で、厚木キャンパスの学食とは違い席の数も多く驚きました。また、講義の他に現地の英語の先生に2週間学びました。

3日目は車で3時間ほどかけてミシガン州のTraverse Cityに向かい、ブドウを育てて自家製のワインやピザを作る農場では生産から販売までを行う6次産業を営む農場ですごく驚きました。他にもリンゴの調査とチェリーの調査を行う研究所でトラクターに乗って研究所の方に説明してもらいました。農場や研究所の他にも五大湖にも向かい、スリーピングベアなども見に行きました。その後近くのホテルに泊まり、自由行動で地域のレストランでご飯を食べ、お土産を買いました。次の日はミシガンで名産のチェリーを使って様々な商品を作っているCherry Republicに行きました。ここではチェリーだけでバーベキューソースやマスタード、チョコやお酒ジュースまで様々な商品を一つの物から作っている、日本でいう道の駅の様な所や砂丘などに行き、ミシガン州立大学にもどりました。大学に戻ってからはアメリカでの農業について様々な先生に学びながら大学内を学生に案内してもらい、7月ごろに東京農大に来た学生と交流パーティーなどを行いました。講義だけでなく大学が所有している農場で牧場や農園を見学させてもらいました。自分は動物科学科で高校でもアメリカの農業などを少し学んでいましたが、文字や写真で見るのと実際に見て聞くのでは全く違い、学べることが多くありました。

帰国する2日前には今回のプログラムで学んだことをスライドにして、ずっと一緒に回って案内してくださったロンダさんに発表しました。

そして最後に大学が所有しているスタジアムでフットボールの試合があり、試合前にテールゲートパーティーという料理やちょっとしたイベントを行い、そのあとに試合観戦をしました。

今回のプログラムで日本にいては知ることのできなかったアメリカの農業や実際に見学することによって学ぶことも多く、他にも日本とは違った食文化の違いや街並みや規模の違いを見ることができました。しかし、全部が全部違わず、日本の農業と似たこともあれば参考にできるところも多く、今回の経験が今後のためになる内容だったと感じました。

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