東京農業大学

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国際交流・留学

日本とタンザニアの深いつながりを感じた

川口 亮 さん

留学先:タンザニア ソコイネ農業大学(海外短期留学)

地域環境科学部 生産環境工学科 4年(2014年時点)

留学メンバーとンゴロンゴロ保全地域の大自然

私がタンザニアに着いて最初に感じたことは、この国の人々のフレンドリーさでした。空港職員は外国から来た私たちに対して気さくに接し握手の手まで差し伸べてくれ、ソコイネ農業大学のルタトーラ先生は渋滞に巻き込まれ、到着が深夜になった私たちをずっと待っていてくれ、歓迎会を開いてくれました。

彼らのその国民性は出発前に私が抱いていた言葉、治安、病気などといった不安を解いてくれるような安心感をもたらしてくれました。

タンザニアの人々は明るく温厚な性格で、その様子は飲食店や繁華街などの至る所で伺えました。初対面で言葉もほとんど通じない私たちにも気さくに接してくれ、とても馴染み易かったです。その中でもソコイネ農業大学などの農業関連施設の人々はその性格に加え、自国の農業の発展について真剣に考えていたことが印象的でした。

農業人口が国民の70%以上を占めるタンザニアの農業は、国の経済の根幹になっており、その農業を如何にして向上させていくか、現状の分析、農業における問題点、それらを解決する方法などしっかりしたプロセスで、考えられていました。タンザニア人のコミュニケーション能力に加え、自国の問題に対し真摯に取り組む姿勢は、我々日本人も見習わなければならないと思いました。

タンザニアには日本とタンザニアの深いつながりを至る所で感じ取ることができました。まずタンザニアの道路では日本の車が多く走っています。一世代前に日本で活躍していた中古車がタンザニアでは現役で活躍しています。ソコイネ農業大学と東京農業大学は藤本彰三先生の尽力を皮切りに姉妹校提携が始まり、交換留学や技術研修など学生レベルから教員レベルに渡って、様々な交流を持つようになりました。他にもJICAや民間企業など様々な方面から、日本とタンザニアには深いつながりがありました。

私が所属する研究室の先生の言葉になりますが、「日本人の技術は世界で十分通用しているので、日本人は自分が取り組んでいることにもっと誇りを持ってやるべきだと思う。そしてより大事なのは、それを日本がやっていることだと、しっかり世界にアピールしていくことだ。」と、仰っていました。先生は様々な国での滞在経験を通して感じたことらしいですが、私もまさにその通りだとこの短期留学を通じて思いました。日本の技術は今世界中を動かす力になっています。その技術が日本の力だと認知してもらうことは、日本とタンザニアを含めた世界の国々との確かなつながりを、より深めていくのではないかと私は感じました。

2週間の短期留学を経て私が感じたことは、タンザニアという国はまさに発展途上の国であるということでした。現代技術が先進的に進んでいる日本とは違い、国自体が大きく発展する余地を持っており、教育、農業、インフラ、サービスなどの全ての面においてわかりやすいほどに伸び代があるように感じ、日本とタンザニアの違いを実感しました。こういった国を発展させていくには、やはり日本などの先進国が技術支援を行っていく必要があり、それと同時に我々日本人は国をより発展させていきたいという、純粋な気持ちと真摯に取り組む姿勢を技術支援や留学などの交流を通して、逆に彼らから学ばなければいけないと思います。

そうしてできる信頼関係が、お互いの国の深いつながりに結びつくのではないかと私は考えます。しかしそれらは一朝一夕で出来るものではなく、グローバルな視点で尽力される人たちの一つ一つの功績が積み重なってできた賜物であります。私もいずれまたタンザニアに訪れ、日本とタンザニアのつながりを深める力の一つになれる為に、今回の短期留学での経験を大事にしていきたいと思います。

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