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国際交流・留学

カナダ ブリティッシュコロンビア大学(短期語学研修)

那倉里依さん

応用生物科学部・食品安全健康学科・2年(2019年時点)

クラスメイトとの記念写真(プログラム最終日)

ブリティッシュコロンビア大学(ELI)に4週間短期留学をしました。アルバイトで外国のお客様の対応をする機会が増え、英語で商品の提案や説明をすることが出来ず、苦労することが多くありました。この経験がきっかけで、英語のスピーキング力を向上させたいと思い、留学プログラムへの参加を決意しました。また、多国籍文化のカナダに行き、他国の文化を勉強することも目的の1つでした。

初日のスピーキングテストによって分けられたクラス毎に、決められたテーマのもと授業が進みました。1週目は「コミュニティ」、2週目は「スポーツ」、3週目は「消費」、4週目は「環境&地球市民(global citizens)」の4テーマでした。午前のクラスでは、各テーマに関連する語彙、文法、発音を学び、午後のクラスでは、午前中に学んだことを活かし、プレゼンテーションやディスカッションに取り組みました。

私が通う大学での授業とは異なり、常に意見を発信することが求められたほか、ペアやグループで取り組む課題が多かったように感じました。

ELIでは母国語禁止というルールがあり、初めの週は英語で意見を伝えることや、相手に理解してもらうことに苦労しました。週を重ねるにつれ、スムーズに英語でコミュニケーションを取ることが出来るようになりました。クラスメイトは日本人のみでしたが、プログラムの際中に、中国人留学生と交流する機会があり、来年開催される東京五輪について話が弾み、スピーキング力の向上を実感しました。

ELIでの授業以外では、他国の文化を学ぶことが出来ました。

バスの車内では、日本人も含めアジア系からヨーロッパ系の人まで様々な国籍の人がおり、英語だけではなく、中国語やフランス語も多く耳にしました。街中にはチャイナタウンやコリアンタウンを目にしました。カナダは国籍が異なる人が多いものの、他国の文化や宗教を排斥するのではなく尊重し、お互いが暮らしやすいような環境が整っているのだなと感じました。特に食事面では、イスラム教徒向けのハラルフードやベジタリアンの人のための肉を使用していない食材を見かけることが多々ありました。日本にも外国人は住んでいますが、スーパーでハラルフードやベジタリアン向けの食材を目にする機会が少なく、対応しきれていないことを感じました。

1か月間という短い期間でしたが、スピーキング力が向上しただけではなく、様々な場所に訪れることで、日本の他国の宗教や文化に対する対応が遅れていることなど、日本とカナダとの違いを学ぶことが出来ました。日本にいるだけでは経験することの出来ない貴重な体験だったと感じています。

この留学で学んだことが無駄にならないように、日々の授業や生活に生かしていきたいと思います。特に、スピーキング力に関しては、オールイングリッシュの授業だったことや現地の家庭にホームステイをしたこともあり、英語を話す機会を得ることが出来ました。

しかし、日本で同様の環境を求めるのは難しいので、オンライン英会話等を利用して、英語を話す機会を自ら作るようにしたいと思います。また、留学生と交流することが出来るイングリッシュカフェに、より一層積極的に参加しようと思います。以前からもTOEICは受験していましたが、スコアをこれまで以上に伸ばせるように、留学で学んだことを生かしていきます。

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