東京農業大学

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教員コラム

生物産業の持続可能な発展をめざして

2016年2月19日

生物産業学部 地域産業経営学科 資源環境経営研究室 菅原 優 准教授

地球の自浄能力を超えた開発によって、わたしたちは、自らの経済・生活活動の持続可能な発展すらも困難にしかねない環境問題に直面しています。その解決に向けた環境配慮が、あらゆる産業に求められています。生物産業も例外ではありません。例えば無農薬、減農薬で大地をいたわる有機農業は、そのひとつの指針といえるのではないでしょうか。あわせて有機農業は、人の健康への配慮という付加価値をもたらします。
オホーツク地域で有機農業を実践し、農業体験などの食育活動を行っている農業生産法人「大地のMEGUMI」と連携して、環境に配慮した農業やビジネスの在り方を展望しています。

地域で学ぶ交流の機会を提供

地域活性化にも着目し、オホーツク地域における6次産業化を支える活動にも取り組んでいます。
経営面積が大規模なオホーツクでは、農業者は生産だけでも容易なことではありません。そのため、他の事業者との連携による6次産業化を進めていく必要があると考えています。農業者、漁業者、商工観光業者、市民等が連携して設立した一般社団法人「オホーツク・テロワール」は、オホーツクの価値や宝を見つけ出して、発信する取り組みをしている団体といえます。
同法人が主催する「オホーツクまるごと市」は、地域の農商工業者が出店し、多くの来場者との交流イベントです。その実行委員会の一員として、企画の提案やパンフレット作り、宣伝活動などイベントの演出役として地域産業経営学科の学生が大活躍してくれました。

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地元の人でにぎわうオホーツクまるごと市。当日は東京農大の学生たちが、体験イベントの参加者を募った。

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