〔2018〕地域創成総合実習(一)①
2019年2月26日
小谷村での地域創成総合実習(集中講義)
【2018年8月7日(火)~9日(木)】
今日は学科の必修科目『地域創成総合実習(一)』のご紹介を致します。
講義情報
開講学年・学期・時限等:2年生 前期 金曜2限(10:40~12:10)+ 集中講義(小谷村、川場村)
担当教員:竹内 康 宮林 茂幸 内田 均 竹内 将俊 入江 彰昭 武生 雅明 下嶋 聖 浅井 俊光 町田 怜子 亀山 慶晃 藤川 智紀 鈴木 伸一 本田 尚正
講義内容
地域創成総合実習(一)では、地域創成フィールド実習や測量実習で学んだ技術を基礎として、地形地質や動植物相などを含む自然環境や社会環境に立脚した地域の特性や地域資源について学び、地域特有の課題を把握するための調査・分析手法の運用法を習得することを到達目標としております。
今回は、地域創成総合実習の集中講義の内容を紹介を致します。長野県北安曇郡小谷村は新潟県境に位置する人口2,800名の小さな村です。総合実習で訪れた「伊折集落」は暴れ川で知られる姫川の東側に位置し、過疎化と高齢化、それに伴う棚田の放棄、鳥獣被害の拡大が進んでいるわずか10世帯の集落です。
二泊三日の実習で、まず、調査対象地である小谷村伊折集落を一望できる高台から、地滑り地、農地や集落の配置を調査し、小谷村の地形特性を捉えました(写真1)
写真1 伊折集落
その他、水田の植生調査、昆虫のベイトトラップ調査、動物の自動撮影カメラ設置、砂防ダムの堆砂調査(写真2)、集落全域での土地利用調査、ドローンを使った空撮(写真3)、地元の方々へのヒアリングと意見交換を実施しました。
写真2 砂防ダムの堆砂調査
写真3 ドローンを用いた土地利用の把握
これらの調査結果を基に伊折地区の土地利用図を作成し、地域づくりの目標・ビジョンを具現化するゾーニング計画、マスタープランを計画しました。