農業環境工学分野 農業土木学研究室
温室効果ガスの削減や気候変動に適応した農業技術の開発、作物生育に最適な水管理技術の開発や沙漠緑化、また社会インフラに係わる技術的な課題に取り組んでいる。研究・教育を通じて,国内外で活躍できる自立した技術者の育成を目指している。
KEYWORDS
地球温暖化対策、 気候変動の緩和・適応策、 基盤整備、防災・減災、 沙漠緑化
農地を⽀え、⽔を導き、安全・安⼼な⽣活空間を創造する
物質の循環や気候変動への適応,温暖化対策を基軸とし,持続的な社会の実現に向けた農業生産環境・生活環境にかかわる基盤整備に関する教育・研究を行う。
紹介動画
所属教員
学生の主な研究テーマ
渡邉 文雄 教授
・BSC緑化工法における施工初期の土壌侵食抑制について
・PRD灌漑がトマトの生育・収量に及ぼす影響について
・灌漑方法の違いがトマトの生育に及ぼす影響について
鈴木 伸治 教授
・土壌水分シミュレーションを用いた土壌の極端な乾湿の長期変動傾向の解明
・ジブチ国沙漠地帯における硬盤層の特性について
・スピルリナを用いた土壌の保水性の改善について
川名 太 教授
・層間すべりを考慮した舗装の健全性評価手法の検討
・実用性に配慮した舗装構造解析ソフトウェアの開発
・卵殻微粉末を混入したコンクリートの力学特性について
中島 亨 准教授
・バイオ炭と堆肥の併用が温室効果ガス排出に及ぼす影響
・大豆転換畑における表層土壌水分の空間分布特性
・多摩川におけるマイクロプラスティック汚染の実態調査
FREE TALK
研究室に入ってみて感じたこと
研究室活動によって様々な実験方法を習得できます。また専門知識が増えるだけではなく、先輩や後輩と繋がりができ、みんなで楽しく過ごしています。
学生の自主性を重んじる方針で研究室活動に自分のペースで取り組むことができます。
また留学生との交流が盛んで様々な国の農業や環境問題を深く知ることができます。
アットホームな環境で居心地の良い雰囲気の研究室だと感じました。
研究室で学びたいこと
農業における環境問題の現状と課題、対策について学びたいと考えています。特に卒業論文では枇杷畑での寒害の対策として、UAVを用いた地形情報と日射量等の気象情報を基に寒害ハザードマップを作りたいと考えています。
福島出身ということもあり、福島の復興に関連した技術やそれまでの取り組みを知り、これからの福島の発展に繋げることを学びたい。
土木系の科目を中心に社会基盤の基礎知識を習得したいと考えています。
農業土木学研究室について
毎年キャンパス内にある圃場で田おこしから収穫までみんなで協力してお米を作っています。その他にも夏合宿や歓送迎会など様々なイベントがあり仲間との絆が深まる研究室です。
公務員志望の学生が多く、お互いに切磋琢磨して勉強に取り組んでいる雰囲気の研究室です。また、収穫祭では文化学術展で研究室での内容を一般の方などにわかりやすく説明しています。
毎週行っているゼミでは自分の興味のある内容を調べて、発表をしています。自分で発表内容を調べ、人に伝える技術等も養われ非常に有意義な時間が過ごせています。
基礎実験ではコンクリート等の材料を自分で作った経験が非常に興味深かったです。その経験を基に材料と環境問題の視点から研究に取り組んでいます。将来は建築・土木業界に就職したいため研究室での活動が直結しており、やりがいがあります。
卒論の内容を記載して下さい。
千葉県の南房総市における枇杷の栽培適地について
福島県相馬市の復興農地における土地改良