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農業工学の伝統と,AI×Tech×SDGs×DXで切り拓く未来農業

土水基盤を守る伝統の農業工学

AI×Tech×SDGs×DXで切り拓くスマート農業とフード&アグリテック

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土水基盤を守る伝統の農業工学

学科長の挨拶

村松 良樹 学科長

農産加工流通工学研究室

 生産環境工学科はその前身も含めると100年以上の歴史があります。明治維新後、30年以上経過し、日露戦争終結から第一次世界大戦へと向かう日本が世界に確たる地位を築いていた頃、食料増産のための農業生産基盤を整備する技術者を育成する、という使命を我々は受けました。日本農業の近代化のかげには,我々の先人たちの功績がありました。

 第二次世界大戦中、日本の国土は荒廃し農村から働き手は消え食糧難に陥りました。戦後、平和国家を目指し復興を図る中で、また食料増産の必要に迫られました。そのとき活躍したのもやはり我々の先人たちです。農地面積を拡大し、灌漑排水と呼ぶ水管理を高度化し、機械化農業を推進した結果、食料、特にコメは増産に成功します。さらに農村から労働力と工業生産や人間生活のための用地を都市に大量に供給した結果、大都市を中心とした高度経済成長期を迎えることになりました。その一方、農村では高齢化・過疎化が進みました。

 そこで農村の生活インフラを整備し、農村部の定住人口を増加させようと試みたのも我々の先人たちです。

 自然へ働きかけて、食料を得るのが農業です。農家が手を加えることで里地・里山が維持されてきました。農村部の人口減少は、農業生産量の減少のみならず、農家の手が里地・里山に入らなくなるということです。これは農業農村があることによって維持されてきた国土保全機能や環境保全機能、生態系保全機能など多くの機能を失うことになります。これらの対策にも我々の先人たちは取り組んできました。

 今後ますます人口減少が進み、より一層食料の海外依存が増えるならば、我々が抱える問題はさらに深刻になります。AIやスマート農業といったこれまでにない革新的な技術を用いた農業の基盤整備や食料供給が必要となるかもしれません。成功の可否は君たち若い世代にかかっています。ヒトがいてこその人間社会です。生物によって我々は生かされています。ヒトを含む生物のいる有機的な環境と無機的な機械との融合を図れるのは、生産環境工学科の他にない、と信じています。皆様のご理解・ご支援を期待しています。

学科の歩み

1905年 開墾及耕地整理技術員講習としての農業土木教育が委託された(本学科の成り立ち)
1940年 農業工学科が創設された
1944年 農業土木科と改称
1945年 農学部に農業土木学科が新設された
1949年 学科名を再び農業工学科として発足することになった
1990年 大学院農学研究科農業工学専攻修士課程が開設された
1991年 学部の再編が行われた
1998年 地域環境科学部に属し、生産環境工学科と名称を変更した
2002年 大学院農学研究科農業工学専攻博士後期課程が増設された

教育理念

生産環境工学科は21 世紀最大の課題である「食料」、「環境」、「資源」、「エネルギー」などの諸問題に対して、「土」の文化と「農」の多面的意義を原点として、地域から地球へと考えることに重点を置きながら、人類の生存と発展を支えるための人材育成を基本的な学習・教育目標としている。また本学科では、「エコ・テクで生物生産を支援する」をテーマとして、長年培ってきた農業土木と農業機械の技術を応用して、省資源、省エネルギーおよびリサイクル技術などを導入し自然と共生する循環型社会を創造し、地球規模の環境保全を実現するための新しい試みを展開できる教育・研究を実施している。

教育目標

生産環境工学科は、その人材養成目的を踏まえ、次のような者の養成を教育目標とする。

① 「土と水」の機能と地域の文化及び「農」の多面的意義を理解して、人類の生存と発展を支えることのできる者。
② 地域から地球規模への環境保全を実現するための新しい試みを展開できる者。
③ 省資源及び省エネルギー技術などを導入して、自然と共生する循環型社会の創造に貢献できる者。

教育研究の目的

本学科は、農業生産の場における土・水・施設・機械に関する技術を応用し、地域はもちろん地球規模をも考慮した環境保全に資する新たな農業生産技術であるエコ・テクノロジーの開発を教育研究の機軸とする。さらに、生産性向上のみでなく、環境・資源・エネルギーに配慮した計画・設計・施工・管理を行える倫理観を持ち、周囲とのコミュニケーションを重視した技術者の養成を目的とする。

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