動物分野 動物分子生物学研究室
学生の主な研究テーマ
・CRESTによる転写制御機構の解析
・クロマチンリモデリングを介する脳機能制御機構の解析
・栄養学的手法を用いたレチノイド情報伝達経路活性化による記憶能力向上の試み
・恐怖記憶消去の分子機構解析
・空間記憶安定性制御機構の解析
・情動制御に対するレチノイン酸受容体の役割の解析
・快情動記憶再固定化・消去機構の解析
FREE TALK
夏の恒例行事 研究室旅行
私たちの研究室では、毎年夏に2泊3日の研究室旅行に出かけます。ここ数年では、尾瀬、熱海、山中湖、そして茨城県の波先の海岸などに行きました。ハイキングをしたり、サマーリュージュを体験したり、海水浴をしたりしました。また、サッカーやバスケなどのスポーツ大会も行い、さわやかな汗をたくさんかいたりもしました。そして、1日目の夜の宴会では、毎年の恒例行事として、この年に新しく配属されてきた3年生による一発芸大会が行われます。工夫をこらした一発芸も多く、毎年大爆笑の会になります。恥ずかしがりやの人も、優しい先輩が盛り上げてくれたり、フォローしてくれるので、心配ありません。この大会では、3年生は恥ずかしくて緊張するのですが、この試練を終えた時のみんなの団結力は大きく、不思議な事に、今後の研究室活動を行う上での親睦がより深まります。その他、「花火大会」や「笑える肝試し大会」など、この旅行には盛りだくさんの楽しみが詰め込まれています。
(学部4年生 T.T.)
動物分子生物学研究室の雰囲気
この研究室では、研究に対して真摯に取り組むことは当然ですが、遊ぶ時は先生方と共に研究室一丸となって精一杯遊びます。そして、次の日も元気に実験をすることが重要だと思っています。うちの研究室は、新年会、新入生歓迎会、二泊三日の夏旅行、忘年会、そして卒業コンパなどのイベントも多く、時には外国の教授を交えてサッカーを行う事もあります。先輩も非常に面倒見の良い方ばかりで、実験に関してだけではなく個人的な相談にも乗ってくれて、一緒に飲みに行くことや遊びに出かけることもあります。研究内容の面白さだけではなく、「よく学び、よく遊ぶ」という雰囲気も、この研究室の大きな魅力だと思います。
(学部4年生 ハリケーン)
卒業論文の内容
近年、精神病やがんなどに対する新しい予防法の一環として、食事療法が検討されています。しかしながら、病気と栄養素の直接的な関連性を示した研究は少なく、病気の原因究明とともにより詳細な研究が求められています。
そこで私は、必須栄養素であるビタミンAが、脳高次機能の一つである情動に対して、どのような影響を与えているのかを調べるため、トランスジェニックマウスを用いて行動学的解析を行っています。実際には、広い箱の中や明暗条件の分かれた箱の中にトランスジェニックマウスを入れた後、マウスがどのように行動するのか観察することで、マウスの精神状態を解析しています。
今後は農大大学院への進学も決定したので、行動学的解析に加え、詳細に研究を進めるために、生化学的解析にもチャレンジしていきたいと考えています。
(学部4年生 S.K.)