東京農業大学

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開発途上国の発展と地球規模の保全を担うパイオニア

熱帯農業環境分野 熱帯作物保護学研究室

環境にやさしい病害虫管理をめざして

 熱帯・亜熱帯の農業生産に大きな被害を与える農作物の病害虫。これらは播種から収穫、さらには収穫後にも発生し、収穫量の減少と品質の低下を招く。そこで今、これらの病害虫から農作物を保護する技術が求められている。しかし、その技術は生産者にも、消費者にも、そして自然環境にも安全でなくてはならない。当研究室では、糸状菌・ウイルスなどの病原体や各種害虫とその天敵を対象に、発生生態、迅速で正確な診断法、生物資材を活用した環境保全に配慮した病害虫管理技術などについて研究している。

所属教員

夏秋 啓子 教授

研究テーマ
熱帯・亜熱帯産植物ウイルスや菌類の診断法開発と多様性の解析

研究実績 | 担当授業科目 | メディア情報

足達 太郎 教授

研究テーマ
熱帯農業昆虫の生態と管理技術

研究実績 | 担当授業科目

本橋 慶一 教授

研究テーマ
樹木病理学

研究実績 | 担当授業科目

高田 亜由美 助手

研究テーマ
アジアに発生するBegomovirusの同定と検出法の改良

研究実績 | 担当授業科目

学生の主な研究テーマ

・ コチニールカイガラムシの生態と利用
・ 人工飼料にふくまれる抗生物質がキムネクロナガハムシの発育および生存およぼす影響
・ ナスを寄主とするコウチュウ類の摂食・発育に及ぼすムクナの影響
・ 上越市西部中山間地域の水田における環境指標生物としてのクモ類の探索
・ 無農薬栽培の在来ダイズ品種間における害虫および天敵密度と被害の比較
・ 東南アジア産Allium属植物に発生するウイルスの検出と分子生物学的性状
・ バリ島のバナナに発生したBanana bunchy top virusの解析

FREE TALK

収穫祭にお出かけください!

今年も収穫祭の季節が近づいて来ました。第120回 収穫祭は10月28日(金)~30日(日)。 私たち熱帯作物保護学研究室学生一同は「途上国を支える主食の病害虫」と題して文化学術展に参加します。OBOG会は10月29日(土)の午後6時より、18号館8階1882教室で開催。まだ、ご案内が来ていない卒業生の方は、hogoken@nodai.ac.jpにご一報ください。 研究室一同、先輩方のお出かけをお待ちしております。

東北関東大震災 情報

東京農大も大きく揺れましたが、けが人、火事もなく、建物も無事です。シャーレ他はどっさり割れましたが。河合先生、小林先生、そして在学中の室員も無事です。卒業生の皆さんのご無事をお祈りするとともに、被災された皆様へお見舞いもうしあげます。

ニンニクウイルスの研究 Dr.Kambiz Baghalian

日本学術振興会の支援による博士研究員(JSPS fellow)として来日したKambiz Baghalian博士。明るい人柄で、研究室の大切なメンバーとなって2年がたちました。その成果がVirus Geneに掲載されました。イランには多様な自然環境を反映して多様なニンニクのエコタイプが栽培され、貴重な生物資源となっています。それらに発生するウイルスを検出、同定し、系統学的に解析したところ、Onion yellow dwarf virus (OYDV)では、その多くが一つのサブグループに分類されるが、イラン産OYDVの多様性は、エコタイプの採集地とは特別の関係がなく、むしろ、長い歴史を背景に地域外からのウイルスの導入と蓄積による可能性が高いことを示した研究だそうです。貴重なエコタイプの多くが複数のウイルスの感染していることは、生物資源の保全の面からも深刻だと思います。今後、同国でさらにウイルス検出技術の確立、ウイルスフリー株の作出などが行われることが期待されます。私も卒論で、ニンニクのウイルスをKambiz 博士と一緒に研究しましたが、保護研の学生や院生もそのお手伝いができるといいと思っています。(常盤一弥)

様々な体験で成長する研究室

研究室では菌類による植物の病気の研究をしています。先輩から切片の作り方、顕微鏡観察のコツ、分離や培養.....といろいろな技術を教えてもらっています。卒業論文で、ゴムの病気の研究をするためにインドネシアに行ける日まで、技術を磨く毎日です。また、現場のことを知るのは大切だと考え、宮古島の本学亜熱帯農場における実習だけでなく、福島県や新潟県の農家でも農業実習をさせてもらったのは、忘れられない体験です。さて、研究室でも実験だけしているのではありません。収穫祭、サッカー大会などのイベントもあります。毎週恒例の昼食会当番に当たった時は、炊き込みご飯を作り、約45人の室員全員に食べてもらいました。こんなことをする研究室は農大だけではないでしょうか?ぜひ一度、研究室に遊びに来てください。
(松代 啓甫)

マレーシアで学ぶ

海外に興味のあった私は、研究室活動を少しお休みして、本学姉妹校のマレーシアプトラ大学(UPM)に1年間の留学をしました。UPMではいろいろな人種の学生と、勉強したり、ご飯を食べたり、放課後にスイミングやバドミントンをしたり、連休には旅行に行ったリ......。先生には学会にも連れていってもらい色々な研究発表にも学びました。言語も英語だけでなく、マレー語、中国語、と様々です。とても良い機会なので、マレー語や、英語等、語学の授業にも参加しました。熱帯の作物保護について、熱帯の国で考える機会が得られて、良かったと思っています。学ぶ場所が違うことで、学ぶ植物や病害なども違ってきます。マレーシアの気候、商業等の環境に強く関係している事が分かります。帰国後も改めてそういった視点から勉強を続けることが大事だと思っています。
(大津浩子)

ウガンダで稲作のお手伝い

私は、熱帯作物保護学研究室でタンザニアからの留学生や後輩と一緒に、アフリカの稲ウイルスの研究をしています。昨年は、青年海外協力隊の短期ボランティアとしてアフリカに行き、稲作の現場を見ることができました。ウガンダに約40日間滞在し、ウガンダでのNERICA(ネリカ)米普及事業の様子を学んだのです。NERICA米とはNew rice for Africaの略で、アフリカの稲作普及のために注目されているお米です。現地に赴任しているJICA専門家のお手伝いをしたり、自分たちで実験を行ったりしました。私はNERICAに発生するウイルスの実験もさせてもらいました。実験や作業はウガンダ人の人たちとも一緒に行い、コミュニケーションはもちろん英語(!)でした。
滞在中はホテルに住むのではありません。ほかの短期ボランティア隊員とともに試験場内の宿舎で自炊して暮らしました。実際のところ、日本では考えられないくらい不便なことの多い生活でしたが、慣れてしまえば自然の豊かな暮らしで、快適ともいえる生活でした。休日には長期隊員の方に連れて行っていただいて、マーケットなどに行き買い物をしたり、ナイル川の源流を見学したりしました。試験場の方々や、近所の子どもたちとも仲良くなり、サッカーをしたりバーベキューをしたりもしたんですよ。また、ぜひウガンダに行きたいと思っています。
(鵜家 綾香)

研究室GALLERY

Course Navigator

学部紹介

農学部

植物や動物の生命に関する知識・技術について、基礎レベルから応用レベルまでを科学し、その成果を農学の発展につなげていくことをめざしています。

農学部

農学科

消費者のより健康で豊かな生活に資する農産物の安定生産のための理論を構築するとともに、それらを基にした技術を開発して、農業の発展に資することを目的としている。そのために、農作物の特質、栽培技術等の学理を追求することを通して、持続可能な次世代型農業の創造に貢献できる教育・研究を行う。また、実学的な教育の実践ほか、課外活動への参加も推進することによって、国内はもとより世界の農業や、それを取り巻く広範囲な分野で羽ばたくことのできる人材を養成する。

動物科学科

動物の生命現象や機能の理解とその制御を追究する生命・制御分野と、動物の行動と生産性を追及する機能・生産分野の2 領域を包含し、これらの特性を活かした応用技術開発を目指す。課程を通じて生命の尊厳や倫理を学び、豊かな心を持ち、医・薬・理学の領域まで広がりを見せる生命科学関連及び良質で安全な食料を生産する生産科学領域で活躍できる人材を養成する。
※2018年4月 畜産学科より名称変更予定

生物資源開発学科

農業生態系のみならず、人類が将来にわたり安定した生活を維持するために不可欠な自然生態系に至る多様な生物を資源として捉え、その多様性に関する知識と理解を基礎として、様々な生物の生育・生息環境の保全を実践する技術と、生物資源の持続可能な利活用や開発に必要な技術を修得し、農学領域の諸課題の解決に寄与しうる能力を有した人材を養成する。
※仮称 2018年4月 開設予定 内容は予定であり、変更する場合があります。

デザイン農学科

日本をはじめ世界各国で直面している食料問題、環境問題、資源・エネルギー問題などを俯瞰的に捉え、生物素材や農の多面的機能に注目し、それらを利用した機能的な製品や食品そしてシステムのデザインを通じて、持続的で快適な社会づくりに貢献できる人材を養成する。
※仮称 2018年4月 開設予定 内容は予定であり、変更する場合があります。

バイオセラピー学科

動物や植物の存在は、私たちの生存の基盤であるだけでなく、生活に潤いや、やすらぎを与えています。環境・医療・福祉などの場においても動植物の恩恵を受ける機会が増えています。このような人と生き物のかかわりを多面的に研究し、より良い共生社会と、生き物の新たな活用方法の構築をめざしています。
※2018年度より募集停止

応用生物科学部

農学の知識と知恵を食品・発酵・健康・環境・エネルギー分野に広く応用し、国際的視野に立って実社会での活躍をめざす意欲の高い人の入学を求めています。

応用生物科学部

農芸化学科

農芸化学科では、生物現象の解明や環境問題の解決に化学的視点から取り組み、未来につながる持続可能な社会システムや、より豊かな生活の実現をめざしています。そのため、現代の高度に細分化された生物・化学の専門知識を横断的に学び、生命活動に関わる化学反応を深く理解することで、それを制御・応用する技術を構築する能力を養います。
※2018年4月 生物応用化学科より名称変更予定

醸造科学科

酒や味噌、醤油、酢などの伝統的な発酵食品は、微生物がもつ発酵の力を利用してつくられています。さらに近年、この微生物の機能は環境の浄化やエネルギー開発の世界でも広く応用されようとしています。小さな微生物が、人々を大きな未来に導いているのです。

食品安全健康学科

食の流通のグローバル化によって、市場には新たな食材や加工食品があふれ、人々は豊かな食文化を楽しむ一方で、在来・外来の食材が食の安全を脅かす危険から自分たちを守る必要が生じています。こうした「食の安全・安心」をはじめ「食の機能と健康」を科学的に解明する研究拠点に、社会の期待が高まっています。

栄養科学科

「管理栄養士」は傷病者の療養や、乳幼児をはじめ高齢者、スポーツ選手など、様々な人々の健康づくりのため、高度な専門的知識及び技術を要する栄養の指導および、学校や病院、事業所などの給食管理をおこないます。「管理栄養士」によるヒューマンサービスが今最も求められています。

生命科学部

生命を調節する分子をデザインし、最小の生命である微生物の新機能を創製、植物育種や動物個体発生・脳機能といった高次生命機能解明まで、ミクロからマクロまでを統合的に捉える教育研究を行います。

生命科学部

バイオサイエンス学科

遺伝子は生命の設計図。最先端のバイオ技術を駆使して、遺伝子の働きを解き明かし、遺伝子の力を最大限に引き出すことで、人類が抱えている食料、健康、環境保全の諸問題の解決をめざします。ボーダーレスの時代である今こそ、農学の枠を超えて、医学、薬学、工学に至る応用にチャレンジする。これがバイオサイエンスです。

分子生命化学科

生物圏のあらゆる“生命”現象には、原子・分子が関わっています。この原子・分子の働きを化学的な視点で解明していくことで、これからの生命科学の可能性をより広めていくことをめざしています。精密有機合成、天然物化学を中心に、高分子化学、分析化学を基盤とした教育・研究を通じて医薬・農薬・動物薬およびバイオプラスチックの開発への道を拓きます。

分子微生物学科

微生物は我々の目に見えないミクロの世界で活動し、動・植物の健康や地球環境の維持に多大な影響をおよぼしています。しかし人類がこれまでに発見できた微生物はその総数のほんの数%と言われています。本学科は微生物が関与する未知の生命現象を生命科学の力で解明する「微生物学」のエキスパートを育成します。

地域環境科学部

生物に対する深い理解を学びの基礎におき、自然と人間が調和する地域環境と生物資源を保全し、それを利用しながら管理していくための科学技術の確立をめざしている学部です。

地域環境科学部

森林総合科学科

古くから人間は森林と密接な関係を保ってきた一方で、近代以降には乱開発による森林破壊が社会問題にもなっています。森林が人類に与えてきた恵みの大きさ は計り知れません。解決すべき地球規模の環境問題が残るいまこそ、人と森林が共生できる社会を早急に実現する必要があるのです。

生産環境工学科

環境にやさしい農業生産技術を発展させるには、工学的な視野からのアプローチも重要です。ロボットなど機械工学を用いた生産支援や、土木工学を応用した用水や排水技術の開発など、ロスがなく環境保全にも幅広く対応できるエコ・テクノロジーの開発が強く求められています。

造園科学科

ベランダの草花、公園や緑地、都市や農村から地球環境まで。私たちをとりまく、人と自然がつくるさまざまなシーンのすべてが造園学のフィールドです。快適で美しい環境を創成するための専門知識や技術の一つ一つが、地域に貢献する力となります。

地域創成科学科

里山などの“地域”の伝統的な文化や知恵に最新の技術を融合させ、持続可能な土地利用の構築、地域づくりの実現に貢献することをテーマとします。地域が抱える問題を総合的にとらえ、生物多様性や生態系に配慮した実学型教育を通じて、地域づくりの担い手やリーダーになりうる人材の育成をめざしています。

国際食料情報学部

「日本と世界の食料・農業・農村問題の解決に向けて、国際的情報網の活用のもと総合的・実践的に挑戦する」をモットーとしている学部です。

国際食料情報学部

国際農業開発学科

国と国との間に大きな経済格差がある現代。開発途上国の発展を農業の開発を通じて支援し、環境に配慮した持続性のある生産によって地球規模の環境保全を視野に入れた、現代に適応した国際協力の先駆的な人材への期待が高まっています。

食料環境経済学科

私たちの毎日の食料は、農林水産業で生産・収穫されたものが、卸売市場や食品工業を経由し、さらには外食産業や食品小売業を介して消費者にわたっています。この食料の流れのシステムを国際的な経済の視点から研究することで、これらに関連する諸問題の解決策を追究します。

国際バイオビジネス学科

食料に関わるビジネスの現場で活躍するには、国内外の食料生産や加工・流通システムを理解し、世界各地の食料の生産と供給の状況、国際市場における流通の現状を常に把握したうえで、それらの情報を分析し活用できる臨機応変で柔軟な総合力が求められます。

国際食農科学科

「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、世界からも脚光を浴びている日本の食文化。食文化を支えている日本の農業にも、注目が集まっています。国際食農科学科は、日本の「食」と「農」を継承し、世界に発信していく新領域です。実験や実習、現地でのフィールドワークを中心にした実践的な学びで、生産科学、食品科学、人文・社会科学の領域から総合的にアプローチします。

生物産業学部

各段階を連動した一つの流れとしてとらえながら、産業がより社会に貢献するための道を自然科学の視点から探究し、また社会経済的な視点から改善することをめざしていく学問です。

生物産業学部

北方圏農学科

北海道北東部、オホーツク地域は、日本屈指とも言える大規模な畑作や畜産が営まれています。また、世界自然遺産の知床をはじめとする豊かな自然環境に恵まれ、エゾシカやオオワシといった野生動物が数多く生息するなど、生物生産と環境に関するあらゆる研究のための資源がそろっています。
※2018年4月 生物生産学科より名称変更予定

海洋水産学科

目前に広がるオホーツク海や、網走湖、能取湖をはじめとする沿岸の汽水域、湖沼・河川には、ここでしか見ることのできない希少生物も数多く生息しています。 「環オホーツク地域」には、水圏のサイエンスを学ぶ者にとって魅力的な研究テーマと、それを実践・検証できる場があふれています。
※2018年4月 アクアバイオ学科より名称変更予定

食香粧化学科

食品や香粧品は、私たちの生活を支え、豊かにしてくれる大切な存在。その多くは「生物資源」という共通の素材から作られています。この生物資源の特性や、人体への効果を探求し、その機能性を活用した製品を開発することで、私たちの生活を質の高い、充実したものへと進化させてゆくことが、食香粧化学科の目標です。
※2018年4月 食品香粧学科より名称変更予定

自然資源経営学科

今日の日本において、都市部が発展し続ける一方で、地域社会は過疎化などの様々な課題に直面しています。しかし、地域社会にはまだ眠っている資源があるのではないでしょうか。その可能性を見出し、都市とは異なるアプローチでの社会発展を探究すべく、オホーツク地域の様々な産業と連携した学びを展開しています。
※2018年4月 地域産業経営学科より名称変更予定

教職課程

教育職員免許法にもとづく中学校および高等学校の普通免許状取得のためのコースで、短期大学部を除く学部の学生は本課程の教職科目履修により、一種免許状を取得することができます。

教職課程

教育職員免許法にもとづく中学校および高等学校の普通免許状取得のためのコースで、短期大学部を除く学部の学生は本課程の教職科目履修により、一種免許状を取得することができます。各学科で取得可能な免許状の種類は表の通りです。本課程を履修する学生は所属学科の専門教育を受けながら定められた単位を取得することにより、卒業時に教育職員免許状が授与されます。卒業までに受講する科目が多くなり、また夕方からの講義や学外での実習も多く、卒業までの負担は他の学生よりは大きくなりますが、その分充実した学生生活となることでしょう。
本課程修了者の多くが全国各地の中学校・高等学校、その他の教育機関で教員として活躍しています。平成26年度は256人(515件の免許状)を取得しました(大学院修了者の専修免許状を含む)。教員採用試験合格は難関ですが、例年100名弱(卒業生を含む)の本学出身者が教育職に就いています。

学術情報課程

公共機関としての博物館、科学館、児童館、公共図書館及び企業の情報部、研究開発部門等において科学技術に関する情報の調査、収集、整理、保管、検索、提供(展示を含む)等にあたる技術者となる基礎を修得させ、自然科学系司書・学芸員を養成することを目的としています。

学術情報課程

本課程は、公共機関としての博物館、科学館、児童館、公共図書館及び企業の情報部、研究開発部門等において科学技術に関する情報の調査、収集、整理、保管、検索、提供(展示を含む)等にあたる技術者となる基礎(コンピュータを利用した情報利用教育を含む)を修得させ、自然科学系司書・学芸員を養成することを目的としています。
情報化時代といわれる今日、これらの技術を担う人材の養成は、文科系の大学において図書館司書あるいは博物館学芸員養成のためのコースで従来から行われてきました。しかし、理科系の大学においてはほとんど行われていません。その結果、企業や公共機関において科学技術情報を取り扱う人材の確保に困難を生じています。
本課程は、社会のこの要求に答えるために開設され、学部では司書、学芸員の資格が、短期大学部では司書の資格が与えられます。
学芸員は、博物館法によって登録または相当施設に指定された博物館等において業務を担当する専門教員であり、博物館には学芸員をおくことが法律で義務づけられています。
司書は、図書館法によって定められた「図書館」は図書、記録その他必要な資料を収集、整理、保存して利用に供し、教養、調査研究等に資することを目的とする施設です。法律による図書館には司書の有資格者を置くことが義務づけられています。
それぞれの有資格者の就職先としては、近年多くなっている前述の博物館、社会教育施設、展示企業などがあり、また図書館は勿論のこと官公庁及び企業の研究開発部門、資料室などに進出が顕著になっています。

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