地域創成科学科は現場での豊富な実習に取り組んでいます!
2021年11月15日
地域創成科学科は、豊富な実習プログラムを通じて、地域づくりに貢献できる人材を育成しています。
1年生
1年生前期の「地域交流実習」では、地域の捉え方を学ぶ実習を行っています。
まずは自分の出身地を対象に地形,河川,地質,防災,植物,生き物,人口,財政,観光,交流,文化,防災などをテーマに調査を行いました。
その後,「世田谷の自然環境や歴史的・文化的環境を保全した美しい風景のあるまちづくり」のお仕事をしている『一般財団法人世田谷トラストまちづくり』から、「国分寺崖線の緑とボランティア活動」についてヒアリング調査を行いました。
加えて,長野県の小谷村集落の皆さんともzoomで農山村の暮らしについてヒアリング調査を行いました。
最後は、自分の出身地の地域特性をパワーポイントでとりまとめ発表会を行いました。
写真1 地域交流実習 「一般社団法人世田谷トラストまちづくり」のヒアリング調査
後期も,多摩川での水質調査や野川の植生調査,多摩丘陵での景観調査,そして,国立科学博物館付属自然教育園での動物調査など,地域を分析するための専門的な技術・知識を習得しています。
写真2 川崎市において水質を調べる実習(1年生)
写真3 多摩丘陵において地域の景観、捉え方を学ぶ実習(1年生)
2年生
2年生の前期は、測量実習や地域計画を立案するための事前調査となる「総合実習(一)」に取り組みました。
夏休みは、世田谷キャンパス近くの世田谷国分寺崖線の緑地と喜多見四・五丁目農の風景育成地区(地域のまちづくりと連携しながら農のある風景を保全,育成する地区)のエリアを対象に現地調査を行いました。
写真4 夏季集中調査の様子
後期は,①地形,②植生,③生き物の生息環境,④農地・社会条件,⑤道路等の交通網やコミュニティからみた社会基盤調査,⑥古道等の文化資源,⑦地域防災の観点から対象地を総合的に分析し,地域計画を立案する力を身に着けています。
写真5
総合実習 空中写真や農地、世田谷の洪水・内水氾濫ハザードマップの
地図を読み解きながら地域計画を立案
3年生
夏休みに地域創成科学科独自のインターンシップ制度「農村漁村インターンシップ」で,貴重な職場体験をしました。
後期からは研究室での専攻実験実習(一)が始まり,専門技術や知識,最新の研究動向を学んでいます。
写真6 研究発表の様子(3年生、4年生)
4年生
多くの学生が就職活動や大学院の入試を終え、各研究室において指導教員の元,卒業論文作成に向け頑張っています。