景観建設・技術分野 庭園技法材料学研究室
技法と材料から庭園の本質に迫り、造園技術の伝承と発展を目指す
思想・芸術・技術の総合体ともいうべき日本庭園は、土・石・木といった自然材料の特性を発揮させる知恵と、地形・光・風・水・音を活かす技法から成り立ちます。私たちは、庭園の工法( 庭園の創造、育成、維持、管理に関する技術 )、材料( 石材・木材・竹材・左官材料等 )、施設( 庭園建築、石造物、垣根等 )の研究を通して、庭園の保存修復と技術の伝承とともに、先人の知恵を現代の造園空間へも応用することを射程しています。さらに視覚と聴覚に関する環境情報から地形・光・風・水・音が人に与える影響を測定・評価し、刻々と変化する庭園景観をデジタル技術で再現します。研究室活動では、造園の技術家に必要な堅実な理論と時空間に対する確かな視野を備えるべく、庭園と材料産地のフィールドサーベイ、庭園工法とデジタル技術に関する研修、庭園の調査修復ワーキング等を展開します。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・ 緑陰道路区間と一般道路区間における交通特性の比較研究
・ 災害復興における街路計画と今後の整備のあり方について
・ 鉄道における車窓シークエンス景観に関する研究
・ 路面の凹凸が走行中の自転車に与える乗り心地についての研究
・ 橋梁景観と視点場となる周辺環境の評価に関する研究
・ 絵本に描かれている日本人固有の環境に対する見方について
・ 子どもの遊び環境と親の嗜好性について
FREE TALK
主人公は君たちだ!!
私たちはとても充実した研究室生活を送ることができた!!大イベントはやっぱり卒業論文!!卒論は確かに大変で、時に出口のない迷路に迷うことだってある。苦難の連続だ。そのとき道標となるのは一緒にゼミで頑張っている仲間達だ。時に意見を出し合い、時に助け合う。そうやって一歩一歩を踏みしめながら進むことによってたどり着ける場所がある。その場所に何があるかは自分たちで探してみてくれ、なぜならそこは自分たちで辿り着かないと意味がないからだ。
夏の研究合宿
夏に研究合宿があります。今年は石川県の金沢に行ってきました。3、4年生合同の班で
金沢市内のパブリックアートや美術館の景観に関する調査等の研究テーマを設け、
実際に金沢で現地調査を行います。調査を通し金沢の歴史や文化に触れることができました。また、金沢だけでなく輪島の市や千米田を見学したり、夜は先生方と60人を超える研究室生で宴会を行い楽しい夜を過ごしたりと充実した3日間でした。
研究結果はパネルを作成し収穫祭時に閲覧できるので皆さん是非見に来てください。
(4年生 T.M)
おもひで
研究室に入ると、お昼ごはんは、ほぼ毎日研究室で食べるようになりました。
工学研は人数が多いので、様々なキャラクターのみんなと食べるご飯は、毎日とても楽しかったです。
お金がないときは『たきこみごはん部』を結成して、研究室の炊飯器で炊き込みごはんを作りました。
良い研究を支えるものは、良い食事。
みんなでご飯を食べる楽しい時間があったからこそ、最後まで研究を頑張れたのだと思います。
ごちそうさまでしたー