環境計画・設計分野 ランドスケープデザイン・情報学研究室
サステナブルな都市をデザインする
私達の研究室では、人口減少、都市の縮退、気候変動への適応といった課題に対してオープンスペース( 屋外空間 )を活かした住みやすく、サステナブルな都市の創成に貢献する研究を行います。庭、空地、公園緑地、街路、農地など、小空間から数百 ha の都市まで幅広いスケールにおける調査・計画・設計理論と技術の探求、さらには ICT や GIS による分析・視覚化、空間の質を検証するシミュレーション解析などのデジタル技術を利活用します。それにより、社会課題解決に向け「 デザイン的な思考や技術 」と「 工学的な空間情報技術 」が融合するランドスケープデザインを探求します。学生はフィールドワーク、デザインコンペ、デジタル技術を活用した調査など実践的な取り組みを通じてランドスケープデザイン・情報学の基礎的な技術を修得し、自然・歴史・文化を活かした都市づくりへの貢献を目指します。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・小学校校歌の歌詞にみる東京の地域イメージに関する研究
・フィルムコミッションが地元にもたらす効果に関する研究
・山手線車窓景観としての沿線緑地の価値に関する研究
・都市公園における「注意書き看板」の適正な設置についての考察
・農業と融合したカフェのあり方に関する研究
・地域振興策としての地方自治体マスコットに関する研究
・セカンドライフスターターの社会参加とパークマネジメントに関する研究
・観光地・上山温泉街の変遷に関する研究
FREE TALK
研究室活動の一環で、毎月第3土曜日に世田谷区の「すみれば自然庭園」で、地域の住民の方(「すみればネット」の皆さん)と一緒に小学生向けのイベントに参加しています。2月は農大生企画のイベントで、企画から当日の運営までを研究室の3年生メンバーだけで行ないました。初めてだったので大変だったこともたくさんありましたが、なかなか経験することのできないイベントの企画をすることができてとても勉強になりました。イベントの事前準備では、研究室メンバーと協力して楽しくすることができ、絆も深まったと思います。次の農大生企画イベントは今年の10月、今回の反省を踏まえて、もっとレベルアップしたイベントになるように皆で協力して頑張りたいと思います。
(ちの)
大学の近くの「すみれば自然庭園」という公園で毎月一回、ボランティア活動を行っています。子どもたちと一緒に自然を楽しみながら、自然の気づきを発見する活動です。例えば、分からない植物や昆虫をみつけたら、その場で子どもたちと図鑑を片手に調べ、観察します。子どもの目線とおとなの目線で自然を感じるポイントは違って、私たち学生がふだん気付かない自然に気づくことも多く、子どもたちと一緒になって夢中になっています。自然の気づきが沢山ある「すみれば自然庭園」でのこうした活動は、とても楽しいと感じています。
(こくれ)