森林社会科学分野 森林経営学研究室
地域のリーダーを育てるために、森林のマネージメントに関する①地域の森林空間デザイン、②歴史や現状と課題、③森林資源の活用(生産、流通)の3つの視点を基本とし、森林資源の持続的、計画的活用について研究している。
KEYWORDS
森林計画、森林経営、森林空間デザイン、測樹、マーケティング、民有林、リモートセンシング
みんなで考える森林のいかし方と継ぎ方
森林のリーダーを育てるために、森林のマネージメントに関する(1)地域の森林空間デザイン、(2)森林経営の歴史と現状、(3)森林資源の活用(生産、流通)の3つの視点を基本とし、森林の計画的、持続的利用についての知識を身につけることを目的としている。実習の基本方針は、基礎学問の実践的な演習をバランス良く手を動かし、頭を使って楽しく実践することである。特に、民有林を対象とした経営改善のための研究に取り組んでいる。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・森林経営における水源涵養機能の役割について-神奈川県の場合-
・埼玉県における木質バイオマス施設の現状とあり方
・土木建設に及ぼす資材の調達と森林資源への影響-有明沿岸道路の場合-
・地球温暖化防止における我が国のゾーニングと齢級配置
・青森県における林業経営の現状と今後のあり方-三八地域の取り組みから考える-
・復元建物を通しての吉野ヶ里遺跡の今後の方向性
・林業経営の視点から見た大橋式路網と土木的施工の相違点
FREE TALK
近年の林業は不況の中、厳しい経営を強いられている現状が多い事に研究室の実習や研修を通して強く感じました。そこで私は地元で小規模林業を営んでいる林家さんの元へ行き、今後の林業経営の参考になるのではと思い調査することにしました。
大規模林家や材木市場へ訪問することはあっても小規模林業を営んでいる所へ行くことが少なかったため初めはどういう実態なのか予想も出来ませんでした。ですが、山林の現状や経営方針・心得などを丁寧に教えてくれたり樹幹解析をするためにスギのサンプルを提供して頂けたりと様々な恩恵を受けることが出来ました。
当初は論文を通じて小規模でもできる林業があることを発信できればと思っていましたが、書くにつれて真似するには、目先の利益には惑わされない芯には曲がらない経営方針があり、時には柔軟な発想から時代に合わせた手法を用いて何代も重ねられるような山林に仕立て上げてゆくことが必要だとわかりました。難しい事ですが、私も働きながらでも少しは所有している山林を少しずつでも次世代に繋がるようなものにできるか試したいと思います。調査を通して大切な知識を得られたと思います。
(Takuya・A)
将来、森林組合志望の方へ 赤くなる鼻、ちらつく雪、響く「エイヤー」・・・恒例の農大分収林旅行in妙義の季節です。森林組合志望の方には、楽しい・勉強になる・技術が身に付く、とてもお得なものになっています。また、どこに行くかわからないドキドキ見学、もしかしたら、見ることができるか初雪(積)、最終日の夜には宴会などもあるため、志望してない方も安心して参加できる可能性があります。 (RTR)