食品栄養学分野 食品科学研究室
食品に関連した物質の正と負の両面を科学する
食品中には健康の維持・増進に寄与する物質や健康に悪影響を及ぼす物質が存在する。このような物質が生体内でどのように作用するのかを科学する。具体的には、抗メタボリックシンドローム作用、抗アレルギー作用を有する食品成分を検索し、その作用メカニズムや標的因子を明らかにする。同時に、食品成分の標的因子に関する基礎的な検討をおこなうことで、新規の疾病予防・改善案の提唱や、新たな生理作用の模索もおこなっていく。また、食品に含まれる有害成分が健康に与える負の影響にも取り組む。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・食品成分の皮膚ヒアルロナン、コラーゲン、セラミドへの影響
・がん転移酵素阻害作用物質の探索
・苦瓜の長期投与による血液および肝臓脂質濃度への影響
・食品成分の抗アレルギー作用の検討
・カフェインの高コレステロール食ラットにおける血清コレステロール濃度上昇メカニズム
・高脂肪食摂食時の免疫応答の変化に関する研究
FREE TALK
濃かった研究室生活☆
4年生になって研究室に所属し、始めの頃は楽しさと同時に憧れとのギャップもありました。わからないことが多くて研究を思い通りに進められず、また失敗もたくさんして周りの人に助けてもらうことも多かったです。地味な作業も多く、面倒に思うこともありました。それでもひとつ一つ進めていくうちに、これまで授業で学んだことを活かせたり、研究のやり方や考え方が少しずつわかってきたりと、楽しさが勝るようになりました。なにより、研究室で初めて深く関わった友達や院生の方々に刺激を受けたことや、先生方に様々なご指導をいただけたことは貴重な経験です。特に同じ4年生の仲間には、笑わせてもらったり励ましてもらったり、また尊敬できる部分をたくさん見ることができて、研究室に入って本当に良かったと思います。研究室生活は一年とは思えないほど濃く、喜怒哀楽全て体験しました。社会人になっても活きてくる経験だと思いますし、励みにもなる思い出だと感じています。
卒業研究♪
脂質代謝に関する研究をしました。
生き物(ラット)を扱う研究でしたので失敗は許されず、飼育や実験では緊張の連続でしたが、教授や大学院生の方々が私たち学部生の疑問に応え、意見を尊重してくださり、充実した研究ができたと思います。
そして何よりも、研究に行き詰まったとき支えあい、励ましあった研究室仲間との出会いは私にとって最も大切にしたい思い出となりました。
研究室の思い出は宝物です☆
私が思い描いていた研究室生活は、ひたすら自分の研究をし、卒業論文を作成し、という淡白なものでした。しかし、研究室生活が終わってみて今一番感じることは、良い結果が得られ卒業論文が完成したという達成感はもちろん、それ以上に「この仲間と研究室生活を過ごせてとても楽しかった」ということです。
研究が本格化すると、毎日ラットの飼育又は実験という日々に余裕がなくなり、実験に失敗するなど、辛いと思うことも多くなっていました。そんな時、同じ苦労を分かち合える仲間、反対に楽しそうに、一生懸命に研究に取り組む仲間がいることは、とても刺激になり、無事に研究を終えるまでの支えとなりました。
最初はあまり面識のない人も多かったのですが、1年間共に充実した日々を過ごしたことで絆が深まり、皆が大切な仲間となりました。卒業旅行で互いの労をねぎらい皆で楽しむ姿は、この1年で得られた宝物だと思います。
研究室旅行はビッグイベントでした♪
私たちの研究室では、ラットを飼育している関係で冬に研究室旅行に行きます。今年は1泊2日で那須高原に行きました。4年生だけでなく、先生や院生の皆さんも参加して、ワイワイガヤガヤの珍道中でした。旅行では、企画係が中心となって企画した様々なイベントで盛り上がり、特にチーム対抗のバレーボール大会やドッヂボール、リレーは、童心に帰って皆大はしゃぎでした。
あっという間でしたが、卒業前に最高の思い出が作れました。